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 13.05.05 微笑みの寺

続! メークロン市場

メークロン市場を一通り堪能したので、一旦駅に戻って帰りの列車の切符を買っておこうと思い駅の窓口へ行き切符を求めると、「15時半発だから15時に来い。」と言われた。
15時まではまだ3時間もあるので、せっかくなので辺りを散策する事にした。

MaeKlong駅 MaeKlong駅

まずは市場とは反対方向に向き、駅を突き抜けて線路の車止めまで歩く。
ホームからさらに奥に進み駅舎を出ると、1分も歩けばメークロン川に突き当たる。
レールはすぐに路面に埋もれ、川の畔の木の手前に車止めがあった。
すぐ目の前は大きなメークロン川が流れていて、木の根元部分には中学生が純な愛を育んでいた。

メークロン川 メークロン川

周りを気にするでもなく、二人はお互いに自分達の世界。
地味目な男子と女子。
男の方はチンコが勃っているに違いない。
俺が中三男子だったら、相手がどうであれ絶対に勃つね。
まぁ彼らの邪魔をしないように大きなメークロン川を撮影し、時折純愛カップルもファインダーに入れた。

ここではたいした時間の経過は無いので、次は市場の手前の大通りまで行ってみた。
昼食を食べられる安食堂はないかと思いながら歩いていると、線路上のメークロン市場とは違う普通の市場を発見。
結構大きな市場だが、人の量は少ないようだ。
本当なら市場で肉や魚を買ってみたいが、旅人が買ったところで調理はできないし日本へ持ち帰ることもできない。
ホテルにミニキッチンでも付いていれば料理ができるが、それも無いので諦めるしかない。

ここは線路上市場よりもちゃんとした市場で、その規模もかなり大きい。
しかし人が少ないのは、客の大半を線路上市場に持っていかれてるからだろうか。
売っているものはさっきの市場とダブるものが多いが、こういうちゃんとした市場に足を踏み込むのも面白い。

適当に市場内を歩いていると、またまた出ました鳥の足!!
日本では珍しいこの食材も、アジアに目を向けるととてもポピュラーな食材だ。
そしてそこにいたのは現地の女の子。
カウンターの中で包丁を扱っている。(実際には作業はしてない様子)

メークロン場外市場 メークロン場外市場

明らかにカメラを意識していて可愛い女の子。
顔は美人タイプではないが、こういう現地の素朴な日常を撮影するのはとても楽しい。
周りにいる作業員のおっさん達も「ほら撮られてるよ!」と言ってる様子。
そしてはにかむ女の子。

市場を抜けると、その市場を取り囲むように外側にも商店がぎっしりと詰まっていた。
人で溢れている狭い歩道を、店先を眺めながらブラブラ歩くのも面白い。
おそらく海賊版であろうCDやDVDに、サンダル屋、雑貨と扇風機を売る店、衣料品店、様々な香りのする飲食店などなど。

メークロン場外市場 メークロン場外市場

商店前の歩道は軒が出ているので日影になっているが、それでも気温は30度を越える。
幸いな事にタイではセブンイレブンがあちこちにある為、缶ビールを購入。
飲みながら再び商店を眺めながら歩き出した。

↓Changビールはタイではとてもメジャーで飲みやすい。
2枚目は和菓子のような食べ物。 実際には食べてないから味は謎なまま。

メークロン場外市場 メークロン場外市場

↓観葉植物? を売る店。 他を見ても植物を売っている店はここだけだった。
2枚目は菓子が大量に売られている。

メークロン場外市場 メークロン場外市場

↓そして飲食店。 昼食の時間帯なのでどの店もほぼ満席。 店によっては弁当のように詰め込みでも売られていた。
2枚目は露店で買ったフィッシュボール。 1本5BT。 ナンプラーのようなものをつけて食べる。 匂いはアレだが味は美味い。

メークロン場外市場 メークロン場外市場

しばらく歩いた後路上のベンチで休憩。 ビールを全て飲み干しまた歩き出す。
歩道には露店が一杯。 何の肉だか分からない肉を焼いている屋台からはいい匂いの煙が立ち上っている。
こういう屋台で食べ歩きもいいと思い、一軒の屋台で上記のフィッシュボールを購入。
昨夜のバスターミナルで食べた夕食の中に入っていた魚の団子だ。

しかしこれでは腹は膨れない。
少し歩いて安食堂を発見したので、「俺が来たよ!」と店員に目で合図を送って空いている席に座る。

メークロンの安食堂 メークロンの安食堂

店員に「ヌードルはあるか?」と問うがあまり通じてない様子。
壁にはメニューが貼られているが、全てタイ語なので全く読めない。
もちろんこういう田舎の食堂は英語表記なども無い。
これは適当に注文するしかないかなぁと思っていると、隣の席のお姉さん4人組のうちの1人が話しかけてきた。

メークロンの安食堂 メークロンの安食堂

「日本人ですか?」とダミ声の日本語で。
「そうです。」と答えると、「何を食べたいですか?」と聞かれてメニューを教えてくれて、店員に通訳までしてくれた。
俺は何てラッキーでこの人は何て良い人なんだ。
気になるのはダミ声と、女性にしては少々大柄なとこ。
ひょっとしてこれが有名な・・・。 なんて気になっても聞くに聞けない。

聞くところによると彼女(彼)は明日から半年ほど仕事で日本に行くらしい。
久留米のスナックで働くのだという。
半年ほど日本で働き、その後タイに戻ってしばらく過ごして、また仕事で日本に行くというサイクルのようだ。
久留米か・・・東久留米(東京)じゃなくて久留米(九州)か。
とてもじゃないが遠すぎるので遊びに行く事はできないが、頑張れ! 埼玉から応援してる。

出てきた食事の味は美味しかったが、一緒に注文したお茶は喉が焼けるほど甘かった。
そういえばタイではお茶には砂糖が大量に入っているとどっかに書かれていたのを見た気がする・・・。
しかしお茶とは思わずにジュースだと割り切って飲めばこれもなかなか・・・。
いや、ジュースだとしても甘すぎるだろコレ。

メークロンの安食堂 メークロンの安食堂

食事を済ませて店を出て、しばらくまた歩く。
するとさっきビールを買ったセブンイレブンのところに出てきたので、ついでに瓶ビールを2本購入。
栓抜きが無いのでいつものように歯で蓋を開けると、それをずっと見ていたトゥクトゥクの運転手のおっちゃんがGood! と言ってきた。
俺が瓶ビールを持って店から出てきたのをずっと見ていたらしく、どうやって開けるのかが気になっていたようだ。
みなさんも俺のように歯を大切に!

時刻は14時過ぎ。
再び駅に戻ってきたが、列車が来るまではまだ1時間以上ある。
もう一度メークロン川まで行ってみた。
すると信じられない事に、さっきの純情カップルが同じ場所にまだいるではないか!!
あれから2時間以上! 同じところでいったい何を話しているのだろうか。

しかし俺の心配は杞憂に終わったらしく、恋はしっかりと進展していた。
ほら、男の方がもうスカートの中を覗いてる! しかも堂々と!!

メークロンセブンイレブン前と川の畔の純情カップル メークロンセブンイレブン前と川の畔の純情カップル

やはり男はチンコに脳がある生き物だ。

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