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 13.01.19 思い出のアンダルシア

2日目 No.3 風雨

空港からミハスへ向かって車を走らせる。
初めは海岸に近い高速道路をしばらく走り、その後高速道路を反れて山道を登っていったのだが少し雨が降り始めた。

小降りだった雨も標高が上がるにつれて次第に大粒の雨に変わっていき、道沿いに咲いているアーモンドの白い花も風雨で大きく揺れていた。
雨は止むどころか、その強さは山道を登るほど激しさを増していき、ミハスの街に到着した頃には土砂降りの雨になっていた。

土砂降りのミハス 土砂降りのミハス

車を降りるとミハスの白い街が出迎えてくれたが、風雨が強くのんびりと景色を楽しむ余裕など無い。
もちろんみんな傘など持っていないので、ガイドの小野さんをはじめ一同足早に進む中、それでも俺と浩君は写真を撮りながら進んだ。
しかしその量は通常の5分の1にも満たない量だった。

土砂降りのミハス 土砂降りのミハス

景観を楽しむ余裕など無い。
この白い街は快晴だとどんなに素敵だろうか・・・。
青空に白い壁、そして石畳がとても映えるに違いない。

激しく降りしきる雨の中を小走りで必死にガイドの小野さんについて行くと、それはそれはとても素敵なバルに到着した。
ガイドの小野さんが皆でお茶を飲むためにと思って予約してくれていたらしいのだが、我々全員空腹状態だったのでとても喜んだ。

土砂降りのミハス 土砂降りのミハス

店の外にも食事用にテーブルとイスが置かれている。
ほら、ヨーロッパとかで道端や広場によくあるアレ。
俺が一人旅の時にいつも羨んだあの光景。
しかし今日は残念ながら雨。
外で道行く人を眺めながら悦に浸って食事をしたかったが、それは今回は叶わぬ夢となった。

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