Sunset Limitedの終着駅、ロサンゼルスのユニオンステーションから真っ直ぐ歩く事数分、メキシコ人街のOlvera Streetへとやって来た。
Olvera Streetは狭い路地にメキシカンな店がずらっと立ち並んでいる。
しかしこの時はまだ早朝のせいで、ほとんどの店がまだ開店前の準備段階の時間だった。
Olvera Streetの前のLAプラザパークという広場のベンチに座りしばらく時間を潰す。
ついでに近場を散策して写真を撮ってくる事にした。
LAプラザパークの中央の広場では、学生達が遠足だか修学旅行だかに来ていた。
どうやらこれから班行動をするらしく、グループを作って各々が手にした紙を見ている。
年のころはハイスクールくらいの生徒達だろうか。
しばらくすると三々五々学生達は散っていった。
我々二人もOlvera Streetへと向かう事にした。
まだ開店準備中の店も多く人通りも少ない。
Olvera Streetは南西から北東に向かって伸びる小さな通り。
その道の両脇に商店が立ち並び、通りの真ん中には背中合わせで左右に向いた店がさらに並んでいる。
こうする事によって、往路だけではなく、Uターンして戻ってもまた違う店を楽しめるようになっている。
メキシコ人街というだけあって、店を営んでいる人々は純粋なコーカソイドとは違う。
もちろん商店の品物もメキシコ系のものが多く、置物やキーホルダーにしても一発でメキシコを連想できるようなものばかりで、さらにはガットギターやルチャ・リブレのマスクまで取り扱っている店もあった。
日差しも徐々に高くなってきたが、時間はまだ11時過ぎで正午には程遠い。
が、一足早く昼食タイムとする事にした。
せっかくここにいるのだから、ホットドッグやハンバーガーなど食ったらここにいる意味が無い。
二人の考えは一致してタコスを食す事にした。
Olvera Streetにはいくつも飲食店があったが、その中でも少し厳選して店を選ぶ。
個人経営のメキシカンファストフードの店もあれば中級の佇まいの店もある。
我々が選んだのは、オープンテラスとは違うが、通りに面していて外を体感できるレストラン。
選んだ理由は、ぶっちゃけ「良さげな感じの店」だったから。
店に入り席に着くと、まず何もいわずに出てきたのがトルティーヤチップスである。
さすがメキシコ料理店!
※トルティーヤチップス=ドンタコス
このように道行く人々に見られながら食事をする。
なんとも言えぬ快感であるが、実際には俺らの事を見てる人なんて皆無。
写真では若干の引きつり笑顔であるが、実際には高熱と倦怠感に蝕まれている。
別のシーンの写真では顔が浮腫みまくっていた。
暑いし、大きな荷物も持っているので、極力歩きたくない。
しかし熱は出てても酒は飲む。
有名なコロナビールを1本と、これまた有名なパシフィコというビールを注文。
味は、、、忘れた。
そして出てきたタコスは、
最高に美味かった。
これぞ本場の味。 やはり本当の味。
日本で食事をしても敢えてタコスを注文しようとは思わないが、やはり本場で食べるタコスは本物で美味しい。(といってもアメリカだけど。)
※日記を書いてる今タコスについて調べたら、今回食ったタコスはアメリカバージョンのタコスだと知って愕然とした。
手前はレンズ豆を煮込んでスープ状にしたもの。 美味い。
そしてライスと野菜と肉。
これらをトルティーヤに包んで食べる。
そしてよく味わってコロナを飲む。
これが最高!!
しかし量がかなり多い。
今回はその事を予想して1人前しか頼まなかったので、残す事がなくてホッとした。
ヒスパニック系の店員のお姉ちゃんが愛想もよく、ムッチリ系でものすごく可愛かった。
食事を終えOlvera Streetを楽しんだ後は、ハリウッドへと向かった。
しかし風邪の辛さも限界へと向かっていた。
|