ホテルへ到着しフロントの前を通り過ぎると、ロビーで偶然親父に遭遇した。
なかなか帰ってこない俺を探しに行くつもりだったらしいが、今回は偶然会えたものの、入れ違いになってしまう可能性の方が大きいのだから、部屋で大人しく待ってるか電話の1本でも入れてから出るべきだ。
しかも今度はさっき見た線路を走る電車に乗るという事で、ミシシッピ川まで逆戻り。
最初から言え! と。
すぐにホテルを出て、再びミシシッピ川まで歩き出す。
どうやら先程の線路を走る電車はアムトラックではなく、市内を走る路面電車のようだ。
アムトラックではなかったが、それはそれでワクワクしてくる。
電停は先程写真を撮った踏み切りのすぐ横にある。
運良く電車が入電してきたばかりだったのでそれに乗り込んだ。
運賃は1人2$の均一料金。
市内には複数の路面電車が走っているが、この路線は主に専用軌道を走るようだ。
電車はやがてミシシッピ川に沿ってゆっくりと走り出した。
車内はやがて満席になり、いくつかの電停を過ぎたところで終点のフレンチマーケット駅に到着した。
乗車時間は約15分弱というところだっただろうか、ノンビリした可愛い電車だった。
フレンチマーケットの入り口に差し掛かると、早速Mardi grasの仮装行列に出くわした。
大勢の参列者が思い思いの仮装をして街を練り歩いている。
朝はどんよりとしていた空模様も今では晴れ、絶好の祭り日和だ。
昨日ニューオーリンズに到着したのは夜だったので、昼間のMardi grasも楽しみの一つだ。
しばらく写真を撮りながら眺めていると、仮装をした楽隊は我々の前を通り過ぎていった。
フレンチ・マーケット (French Market)は、米国ルイジアナ州ニューオーリンズのフレンチ・クオーターの中に位置する市場 (フリーマケット、農作物市場など)を含む一角。その歴史は1791年まで遡り、米国で最も古い市場として知られている。市場には、生鮮食料品から土産物、骨董品に至るまで様々な商品が並ぶ。
とWikiに書いてあるとおり、市場内には多くの店が出展していて、多種多様な商品が並べられている。
これを見ながら歩いていくのも、また楽しみの一つだ。
いくつかの店を見て、ここで一品土産の貴金属を購入。
親父は親戚のために様々なものを物色していて時間がかかりそうだったので、ベンチに座って待つ事にした。
フレンチマーケットの正面の門から入ると沢山の店があるが、そこは主に土産物等の店。
中を数分歩いて市場の中央辺りにベンチがあり、向こう側の残り半分は生鮮食品や軽食などの店が立ち並んでいた。
早速ビールを注文。 そしてここでも身分証の提示を求められた。
くそっ、昨日は大丈夫だったのに。
ベンチに座りながらビールを飲み、親父の買い物が終わるのを待つ。
(カップにはBANANAと書いてあるけど、中身は普通のビール。)
3分の2ほどビールを飲んだところで親父がやってきて合流し、当ても無く周辺を散策する事にした。
|