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 12.02.18 東から西へ

Mississippi River

踏み切り 踏み切り

踏み切り 踏み切り

踏み切りを越えてレストハウスの横を過ぎると広場に出た。
広場には噴水やよく分からないオブジェもあったが、どうやらここではイベントもやるらしく、組み立て中らしきステージも設置されていた。
そしてその目の前には茶色く濁った巨大な川!

ミシシッピ川(Mississippi River)は、北アメリカのアメリカ合衆国ミネソタ州を源流とし、メキシコ湾へ注ぐ川である。全長3,779kmはアメリカ合衆国で一番長い。かつては長らく世界最長の川と考えられていた。

下流にはルイジアナ州最大の都市であるニューオーリンズがあり、そこから約160km南東のミシシッピーデルタからメキシコ湾に注ぐ。
水源のイタスカ湖に降った雨が河口に達するまで約90日を要する。

第一印象はやはり「でかい」。 そして「汚い」。
ベトナムでのメコン河でも思ったが、大河というのはどうしてこうも濁った川ばかりなのか。

川の畔は広場にもなっているが遊歩道のようにもなっていてる。
停泊している船からはディーゼルエンジンのガスが排出されていた。

ミシシッピ川 ミシシッピ川

このような大きな川は重要な水運の拠点にもなっているのだろう。
停泊している船は客船とは違い、絢爛さや華やかさとは程遠い。
まだ午前中だからか、それとも祭りが開催中のためかは知らないけれど、人影はまばらでモールの店も閉まっているようだ。

川の写真を撮りつつもセルフポートレートも撮影。
今回は三脚を忘れたので、塀や段差にカメラを置いてセルフタイマーを押す。
巧く撮れるまで何度も撮り直す。
これも人がいないからこそ可能な芸当だ。

分かってはいた事だが、川を見るのは10分もあれば充分。
初めこそ大きさに興奮するも、特別面白くはないしすぐに慣れて飽きてくる。
それでも1時間弱はこの場にいただろうか、そろそろホテルに戻らないと親父の機嫌が悪くなってくるだろう。

ミシシッピ川 ミシシッピ川

朝食を食べた店を出た後に親父から地図をもらっていたので、それを当てにしてホテルへと戻る事にした。
10分も歩けば到着するはずだが、中々ホテルに辿り着かない。
それでもどんどん歩き続けていたので、もはや自分がどこにいるのかも分からなくなった。
というよりホテルの外観など覚えていない。

昨日ホテルに到着したのは日没後だったし、ホテルの外観より祭りのほうに目が行っていた。
ホテル自体も内部はとても素晴らしいが、外観はものすごく立派というわけではない。
今朝ホテルを出た後もいちいち振り返って外観なんて確認していない。
しかも大きな通りに面しているならともかく、車2台は通れるがセンターラインが引かれていない規模の通りに面しており、そんな通りは何十本とある為、初見ではほとんど見分けが付かない。
ひょっとすると迷いながらも何度もホテルの前を通過していたかもしれない。

大きい通りには路面電車も走っていて中央分離帯もある。
それより一段階小さい通りだとセンターラインが引かれている程度。
さらに小さいとセンターラインすら引かれておらす、最も小さいというか寂しい通りになると、まるでスラム街のような雰囲気。
昼間でも治安はあまりよくなさそうだが、夜だと歩きたくないくらい。

ニューオーリンズ・ダウンタウン ニューオーリンズ・ダウンタウン

迷う事30分、地図に書いてある通りの名と街角に掲げられている通りの名を照らし合わせて、何とかホテルに到着する事ができた。
アメリカのいいところは、小さい道でもほぼ全ての道に名前が付いているところだ。

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