9時半起床、風呂を沸かして朝食の準備をする。
適当に焼きそばを作り、それを朝食にした後風呂に入り頭と身体を洗った後じっくりと湯に浸かった。
湯船で転寝をするほどゆっくりと入っていたせいで、その後の時間がかなり圧迫されてしまったが、長旅になるので後悔はない。
急いで頭を乾かして出発の最終準備をした。
今回は変圧器も変換プラグも不要なので荷物が結構軽い気がする。
アメリカの電圧は60Hzの120Vで、日本製品もギリギリ使用可能。
特にカメラやPCなどの充電は最近の物はとても優秀で、100V~240Vと変圧器不要に作られているので、プラグさえ合えばほぼどこの国でも使える仕様になっているので助かる。
駅まで走ったので予定の時刻の電車には充分に間に合った。
上野に到着しスカイライナーに乗り換えると、13時24分に成田空港の第一ターミナルに到着した。
今回は親父との旅になるが、現地の手配は全て任せたものの集合場所や時間など何も決めていなかった。
とりあえず一服しながら空港に到着したとのメールを入れ、その後Eチケットを提示する為航空会社のカウンターに並んだ。
そのかなり前方、俺から数えると10人程前にバックパックを担いだ初老の男が1人いた。
・・・親父に違いない。
俺には気付いてない様子だったので特にここで話しかけるわけでもなく、お互いに自分で並んでチケットを受け取った。
ちなみにチケットを引き換える時に、「お連れ様は一緒ではないのですか?」と聞かれた。
その後金属検査をし、イミグレを抜けて免税店でタバコを1カートン購入して、喫煙所で自分の便が搭乗開始時刻になるまで待った。
DELTA航空172便の最終搭乗案内が開始すると、さらにそこから5分以上間を空けて乗り込み、機内で親父と合流した。
互いの第一声は、
父:「おお、お前遅かったな。」
俺:「全席指定なんだから急がなくったっていいんだよ。」
成田からアメリカ・ニューヨークのJFK国際空港まで約13時間の長旅。
しかし予定は11時間47分とかなり短縮されていた。 ラッキーだ。
機内は3・4・3のシートで構成されていたが、さすがにそこはしっかりと後方の2列シートを確保していた。
飛行機が飛び立ってからしばらくして配られるお菓子とドリンク。
まずそこで互いにビールを注文し乾杯。
そして立て続けに2人とももう1本ずつビールを追加。
この便はJALとの共同運航便で日本人の客室乗務員も2人いたのだが、この時点であなたの年齢は大丈夫か? と問いかけられた。
これを言ってきたのは日本人の乗務員の方だったが、どうみてもDELTAのチーフパーサー(アメリカ人)が聞いて来いと言った様な雰囲気だった。
1本目はハイネケン、2本目に黒ラベル、そして食事の時にスーパードライを注文し、食後には再びハイネケンに戻った。
親父は食中と食後には白ワインになっていたが、普段ワインなんか飲まないのに格好つけなくてもいいじゃないか。
合計4本のビールを飲んだわけだが、さすがに機内でここまで飲んだのは初めてだ。
一人だと恐らく萎縮してできなかっただろうが、一度経験したので次回からはこの経験を活かせると思う。
その後は借り物のDSでもらい物のドラクエ9をやって過ごした。
そして機内で2度目の食事を済ませ、現地時間の13時にアメリカ・ニューヨークのJFK国際空港に到着した。
が、ここからが地獄だった。
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