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 12.02.18 東から西へ

今夜もLittle Tokyo

昨日の朝ロサンゼルスからラスベガスへ向かう時はKAWADA HOTELの前まで来たのに。
同じ運転手のはずだが、今夜はどうやらKAWADA HOTELの場所が分からないらしい。
もちろん俺達も分からない。

見た事あるような無いような街並みを車窓から眺めながら降りるポイントを探す。
他の乗客は全て下車して、残っているのは我々二人だけである。
いくら旅慣れてるとはいえ、さすがに陽が暮れてからスキッド・ロウなど歩く勇気は無いので、なるべく大きな通りで降ろしてもらった。

スキッド・ロウ(Skid Row)はロサンゼルス市ダウンタウンの中心部にある地区名、正式にはセントラルシティ・イースト(Central City East)と表記される[3]。路上生活者や薬物中毒者が多く、貧困層やマフィアによる殺人・強盗・強姦・薬物売買などの犯罪多発地区である。第9巡回区連邦控訴裁判所によると、南北を3番通りと7番通り、東西をアラメダストリートとメインストリートに囲まれた区域が、公式なスキッド・ロウの境界とされる[4]。有名な観光スポット・リトルトーキョーの南側に隣接する。

遠くにシビックセンターが見えるので、それを目印にしながら歩き出す。
しかしシビックセンターは、四方のどの方角から見ても大体同じ格好をしているので、どの方角から近づいているのかはさっぱり分からない。
しかししばらく歩くと見慣れた通りに当たった。
Little TokyoとKAWADA HOTELを結んでいるWest 2nd Streetだ。

一度ホテルへチェックインし、少しして夕食を食べに出掛けた。
今夜もLittle Tokyoだ。
親父が体調が悪くてさすがに一昨日探したステーキ屋は諦めたらしい。

Little Tokyo Little Tokyo

今夜はチャーシュー麺とチャーハン。
両方とも日本の店舗で出すには並と言ったところだが、それでもメチャメチャ美味しく感じた。
当然の事だが、客層は日本人ばかり。
食べてる最中にも卒業旅行らしき子供の団体が入店してきて、なぜか無性にぶん殴りたかった。

食事を終えると親父は風邪のピークに達したらしく、一足先にホテルへと帰っていったが、俺はLittle Tokyoを散策する事にした。

Little Tokyo Little Tokyo

広場でカラオケをやっている女性二人組み。
何の歌かは分からなかったけど、それなりに上手い気がした。
2枚目は昔懐かしいプリクラの機械。
この形は俺が高校くらいの頃の筐体だ。
一人で撮ろうかと思ったが、3$のコインを持ってなかったので諦めた。

Little Tokyo Little Tokyo

真言宗のお寺?
写真だけ見ると厳かな雰囲気がするが、Googlemapの航空写真で見ると、一般的なアメリカン形式の建物だった。

Little Tokyo Little Tokyo

葵と秋桜とFamily mart。
葵は日本食レストラン、秋桜はスナック、Family Martはキオスクのようなコンビニ。
2枚目はLittle Tokyoの鳥居を下から見上げた写真。

ここら辺で黒人浮浪者が空き缶を片手に金を恵んでくれと近づいてきた。
何か芸をするわけでもないのだが、どうせ明日には帰国するので手持ちの小銭を恵んでやった。

Little Tokyo Little Tokyo

1枚目のNIJIYA MARKETは日本のものを扱っているスーパーマーケット。
日本人の店員もいて、もちろん日本語も通じる。
2枚目はなんとくら寿司。
外にあるメニューを見たら、値段はかなり高くて入る気はしなかった。

Little Tokyo Little Tokyo

そして最後にLittle Tokyoの入り口の看板と幟。

先程のNIJIYA MARKETで買い物をしホテルに戻る。
今夜もLittle Tokyoは日本人ばかりでウンザリ。
いや、そもそもここは日本人街だし俺も日本人だから文句は無いのだが、歩いてる奴らが卒業旅行中のクソガキばかりだという事に腹が立ちつつウンザリだった。

そしてホテルのシャワーは湯が出ない。
親父が使った時は出たらしいのだが、なぜか俺の時は水が温かくならない。
とりあえず10分くらい出しっぱなしにしていると、30度くらいの超ぬるい湯が2、3分出ただけでまたすぐ水に戻った。

風呂から出るとどっかの部屋でガンガンに音楽をかけまくっている部屋がありものすごくうるさい。
隣の部屋の客はたまらないだろうと思う。
さすが安かろう悪かろうの宿だ。
設備もクソならば客層もクソで、もう二度とこのホテルに泊まる事はないだろう。
というより、ロサンゼルスには生涯来る事がないと思う。

ビールを飲みつつ日記を書いているが、ガンガンに鳴り響く音楽のせいでちっとも筆が進まない。
が、さすがに誰かがクレームを入れたのだろうか、30分程するとピタリと音楽は鳴り止んだ。

結局今回の旅でロサンゼルスは一番つまらなかった。

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