8時半に起床。
シャワーを浴びて少しだけカジノをやりに行く事にした。
ギャンブルは大嫌いで普段は全くやらないが、世界一のカジノタウンに来たという事で特別に記念を残す為に。
何をやろうか・・・有名どころのポーカーかルーレットくらいしか知らないが、ここは人間が絡まない機械相手のスロットマシンをやる事にした。
ただボタンを押すだけだから気が楽だ。
スロットマシンにも様々だ台があり、1¢、10¢、25¢、50¢、1$、10$、100$・・・と多様だ。
もちろん1¢スロットのマシンを選択。
人生一発逆転を狙ってるわけではなく、ただの暇つぶしなのだから雰囲気さえ味わえれば充分だ。
カジノフロアの撮影は一応禁止されているので写真は無い。
結果は、5分くらいプレイしてトータル2.5$の勝ち。
5分もやれば充分だし、少しでもプラスになったのですぐにやめて部屋に戻った。
その後チェックアウトをし、別のHarrahsというカジノホテルへ朝食をとりに行く事にした。
昨日は撮れなかったホテルの写真を少々。
ベラッジオが噴水ならこちらは優雅にゴンドラで周遊できる「ベネチアン」。
イタリアヴェネツィアをイメージしていて、シンボルは鐘楼や運河、そこに浮かぶゴンドラなど。
現地語(英語)ではヴェニーシャンと発音する。
現在ベネチアンが建っている場所には、1997年までサンズというホテルがあった。 これを爆破解体して1999年にオープンしたのがこのホテルである。 「サンズ」の名称は隣接するコンベンションセンターに残っている。
「全室スイート」を標榜しており(もっとも、大部分の部屋は一室に段差を設けてリビングとベッドスペースを分けたいわゆるミニスイートである)、アメリカ人ビジネスマンが泊まりたいホテルにも選ばれている。
回廊はホテルというよりは美術館やお城のようになっていて、そこから眺める水辺はとても美しい。
おそらく夜間ならばより一層別の美しさを体験できたに違いない。
Harrahsに到着し、早速ビュッフェ形式のレストランへ入った。
我々は外から朝食だけ食べに来た客なので、宿泊客よりは若干高い。
しかし評判通り味はかなりよくて大満足だった。
食後はロスに戻る為のバスが来るまで、このHarrahsのカジノで時間を潰す事にした。
負けてもいいように一応カジノ用の金を100$くらいは用意してきてはいるが、もうすでに2.5$勝っているからやりたくはなかった。
日本のゲーセンのような機械相手のポーカーがあったのでやろうと思ったが、先に少しだけスロットをやる事にした。
結果は3.5$の勝ち。
スロットもいろんな種類があって面白いし、確変が来た時の派手なアクションやアニメーションも面白い。
俺がやった台はタッチパネルのように画面を触りながら操作するタイプだった。
今日は合計で6$も儲けたので、ポーカーはやらずに外に出てバスを待つ事にした。
外で待つ事15分、予定時刻より少し早いがそれらしきバスがやって来たので乗り込んだのだが、なんとなく雰囲気が違う。
内装や椅子も往路のバスの方が良かった感じがする。
それでもロサンゼルスのダウンタウンまで行くというので、座席に座って発車を待った。
ラスベガスを経って30分くらいしたところで、アジアタウンで昼食休憩。
しかし朝食を食べてからたいして時間は経ってないので腹は全く減ってない。
バスから降りる時に親切な乗客のお姉ちゃんが「13:40に戻って来るんだよ」と教えてくれた。
中国人でも親切な人はいるもんだ。
外に出て一服して再びバスに戻るが、やはり何かが違う。
今ラスベガスから来た自分達のバスの後ろにもう一台バスが止まっている。
こっちのバスのこの車体は見た事がある。
ここでようやく理解した。
自分達の乗るバスは間違っていたのだ。
どうりでホテルにバスが来る時間が早すぎると思った。
そして運転手も往路の時と同じ人物だ。
しかし両バスとも同じルートを通って同じ場所で休憩するバスでよかった。
ここでバスを乗り換えて出発まで待つ事にする。
先程集合時間を教えてくれたお姉ちゃん達もこのバスに乗り込んできたという事は、彼女達も間違っていたのだろうか?
どうやら親父がこっちのバスだと教えたらしい。(彼女達は向こうのバスで正しかったかもしれないのに。)
そのお姉ちゃん達はパンケーキのようなものを食べ始め、運転手にも分け与えていた。
そしてなんと、俺にもくれた! いきなり!!
マジで!? ありがとう!!
12億もの人間がいれば一人や二人くらい親切な中国人もいるもんだ。
そしてパンケーキの次はパイナップルケーキをくれた。
・・・パイナップルケーキ。 これで完全に分かった。
彼女達が親切な理由が!
ハッキリした。 謎は解けた。
彼女達やこのバスの運転手が親切なのは当然だ。
彼らは中国人ではない。
台湾人だ!!
3.11東日本大震災で、民間規模で300億円もの義援金を寄付してくれた台湾人だ!
彼らを中国人と思っていたのは大変失礼な事だ。
彼らは台湾人で中国人ではない。
いい加減に日本は中国と国交を断絶して台湾を「国」と認めるべきだ。
そして彼女達は少しだけ日本語もできた。
俺も調子に乗って携帯に入っていた台湾に行った時の変身写真を見せたらとても驚いていた。
その後親父も調子に乗って自分が行った時の台湾の写真を見せていた(笑
途中、往路と同じドライブインで休憩して渋滞に少々つかまりながらもバスは順調に走り、19時くらいにロスのダウンタウンへ到着した。
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