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 11.04.28 社会主義の途上国

ハロン湾クルーズ えらい遠いな・・・

7:20くらいに起床し、シャワーを浴びて荷物をまとめる。
8:00前にフロントへ行き部屋を移動する旨を伝え、401号室へ荷物を置きに行った。
401号室の部屋の窓を開けると曇り空ではあるが朝日が差し込んできた。
2Fの部屋にも一応窓はあったが目の前がすぐ建物だったので、陽の光は入ってこなくて電気を消すと真っ暗だった。
そしてまたすぐにフロントに戻り今日のハロン湾クルーズはここで待ってていいのかを確認し一服。

8:05くらいにピックアップのガイドがやってきた。
バスは少し離れた所に停車しているらしく、そこまでは徒歩で向かう。
街は既に活気付いていて、観光客や朝食を採る現地人がたくさん溢れていた。
ホテルから3分程歩いた場所にハロン湾へ向かうミニバスは停車していた。

バスに乗ると既に数人が乗車していた。
空いてる席に座るとバスは発車し始めた。
そしてここから約1時間、このバスは人を乗せる為同じ場所をグルグル回り始め、次から次へと客を乗せる。
車内は補助席までフル活用し、満席になった。

乗客には大きな旅行用トランクを持ち込んでいる客も多く、日帰りのツアーにそんなの持ってくなんて心底アホなのではないだろうか・・・。
また、日本人の4人家族も同乗していて、親は30代半ばで子供は2~4歳くらい。
この年齢の子供にベトナム旅行は苦痛でしかないだろう。
もし俺がその子供の立場だったら、嫌で嫌でしょうがないと思う。
そして数年もすればその記憶はほぼ褪せるだろう。
「子供の為に」とか「記念に」と思って親はやっているのだろうが、こういうのって完全に親のエゴで自己満足でしかない。

9:00もだいぶ過ぎた頃、満席になったミニバスはようやくハロン湾へと向かって小雨の中を走り出した。

幹線道路や市内の中心以外の道は相変わらず最悪で、座席のスプリングがぶっ壊れるんじゃないかという程の衝撃が何度もある。
そしてハノイから遠ざかるほどに天気は悪くなっていった。
そんな中でも行商のおばちゃんのような人達は逞しく商売をしている。

一番不思議だったのは、建設中の高架になってる幹線道路を通った時。
その路肩でパンを売っているおばちゃんがいたのだが、それが異様な光景だった。
雨の中を10メートルくらいの等間隔でおばちゃんが何十人も立っているのだ。
そしてその売り物は全部パン。
これって売れるのだろうか・・・。 おばちゃんの数を5分の1くらいに減らしてもいいんじゃないか?
そして客が買っているのを全く見ない。
一応ビニールで雨避けはしているらしいが、車の排気ガスや埃、雨なので飛沫の影響をモロに受けている。
いくら不潔が構わない俺でもあのパンは食いたくねー。

バスはその後も走り続け、2時間ほど走った所でドライブインで休憩となった。
こんな所で土産物を買うほど俺はバカじゃないが、朝食を食べていないので何か食べる事にした。
フードコートで卵サンドを注文。

ドライブインにて ドライブインにて

ベトナムはパンも有名なので、ぜひ一度パンを食べてみたいと思っていた。
卵サンドと書いてあったので、普通のサンドイッチのようなものを想像していた。
しかし注文してからやけに時間が掛かるなと思っていると(5分ほど)、卵をその場で調理していたのだ。
パンに焼きたて(というより揚げたて)の卵を挟み、中に挟める野菜は自分で選べたのでキュウリにした。
そして謎のケチャップではない薄赤いソースをかけて食べる。
その料理過程にも驚いたが、食べてみると予想以上に美味しかったので二度ビックリした。

そしてバスはしばらくすると再び走り出した。
現在どこを走ってるのかなどさっぱりわからないが、このバスに乗っていればハロン湾に着くのは間違いない。
農村や田園風景もあれば、地方の田舎街や列車の線路が見えた場所もあった。
そして12:30頃、ようやくハロン湾に到着した。
いや~意外に遠かった・・・。

バスに乗っていた乗客の俺を含めた3分の1は別の場所に案内された。
そして別のバスの乗客も合流し、ガイドの説明でようやく事態が飲み込めた。
バスは複数台でハノイ市内の色んなホテルを巡って客を乗せていたようで、現地に到着してから日帰りツアー者と宿泊ツアー者に分けたようだ。
だからトランクなんて持っていたのか。

若干の説明を受け、参加名簿に名前を記帳しハロン湾に浮かんでいる船に他の参加者と一緒に乗り込んだ。

ハロン湾 ハロン湾
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