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 11.04.28 社会主義の途上国

夜のホアンキエム湖

疲れながらも日記を書き続けていると、気が付いたら既に18:20になっていた。
再び外へ出て、夜のホアンキエム湖の提灯の灯りを見に行く事にした。
今度はよく道を覚えながら。 どこで曲がって、その曲がり角には何の建物があったか、何回どっちに曲がったか、携帯にメモを残しながら歩いていけば迷う事はないだろう。
するとホアンキエム湖へはホテルのすぐ隣を1回曲がっただけで、その後は真っ直ぐ5分も歩くとホアンキエム湖に着いてしまった。

夜の雑踏 夜の雑踏

昼間と同じようにホアンキエム湖の北側に出る。
今回はさっきとは逆周りの東側から湖を回ってみる事にした。
ちなみに夜は赤い橋が架かっている湖の小島には、渡れないように門が閉まっている。

夜のホアンキエム湖 夜のホアンキエム湖

しかし期待していた提灯には明かりが灯っていなかった。
電力事情が悪いのだろうか、それとも単に飾りなだけなのであろうか。
提灯は他にもあったので、どこかに灯っているのは無いかと湖の周りを歩いてみると・・・ちょうど写真の門の左側の部分に灯りが点いていた。
オレンジの単色を想像していたが、そこは予想と違っていてなんともカラフルでアジアっぽさが炸裂。

夜のホアンキエム湖 夜のホアンキエム湖

明かりが点いている提灯はここだけで、湖の周辺がオレンジの灯りに彩られているのを想像していた俺にとっては少しガッカリだったが、それでも大いに満足した。
そしてそのまま湖をゆっくりと一周する。
昼間歩いた時とはまた違った印象で、ここがベトナムだと忘れてしまうくらいの美しさ。
昼間はたくさん座っていたカップルも、夜のベンチには人影は無し。
おそらく雨上がりだからであろう。

夜のホアンキエム湖 夜のホアンキエム湖

とりあえずどこかで飯でも食いたいと思いながら歩いていると、止んでいた雨が再び降ってきた。
ホアンキエム湖の周辺にはレストランもたくさんあるので、そこのどれかに入ってもよかったのだが、外見的に中流以上のお店ばかりであまり気が乗らない。
その前に最終日に空港へ向かう為のエアポートバスの発着所の下見をする事にしよう。
地図を見ると、ホアンキエム湖の南側から歩いて数分のようだ。

夜のホアンキエム湖 夜のホアンキエム湖

印刷したグーグルマップを見ながらポイントの方へと向かう。
その間にも雨は激しさを増してきた。
バス停らしき場所はすぐに見つかったが、それ以上にタクシーの客引きが多く雨も強くなってきたので引き返す事にした。

その前に飯だ!
どこで食うか。 ホアンキエム湖周辺で食ってもいいのだが、宿からホアンキエム湖までのゴミゴミした街の中にも飲食店はたくさんあったので、ゆっくり歩きながら店を見て決める事にした。
そう思っていても雨の激しさは増す一方なので、自分の足も無意識のうちに早足になっていて、気が付くと宿の前へと戻ってきていた。
ここは一旦部屋に戻って、雨が止んだら再び街へと繰り出すか・・・と思っていたら、宿の目の前に小さな食堂を発見。

食堂 食堂

おうおう、いいね~こういう感じ!!
こういう小さくて家族経営的な店って大好き!
店頭のメニューをさらっと見て迷わず店内へと突入。
店のお母さんがテレビを見ながら足の裏をボリボリ掻いている。
きっとあの手でそのまま作るんだろうな~。 オラわくわくすっぞ!

まずはビール。 そしてポーク春巻きとポークフライドライスを注文。
運ばれてきたポーク春巻きには、例の独特の香りがする香油をつけて食べる。
香油の匂いは少しキツイが味は絶品!

夕食 夕食

そしてフライドライス、いわゆるチャーハンなんだけど、これがもう最高に美味い!!
お世辞抜きに美味い!!!
一緒に出てきた正体不明のソースをたらして食べると、最高に美味いものがさらに2倍にも3倍にも美味くなった!!
ちょっと高級なレストランでシーフードとか食べるのもいいけど、やっぱりこういう「現地民の味」というものが最高だ!!
それは美味かったり不味かったり食べてみるまでは分からないけど、どっちに転んでもいい思い出になると思う。

そしてそのままビールを飲みながらまったりと日記を書き始めた。
この後はホテルに戻って風呂に入って、明日のハロン湾に備えるだけだ。
店を出る時にコックのお母さんに「とても美味かった!」と伝えると、「また明日も来てね!」と、とても喜んでいた。

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