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 11.04.28 社会主義の途上国

ホアンキエム湖

野宿や長距離バスでの移動で疲れが溜まっていたせいだろうか、翌朝目が覚めたら10:00をまわっていた。
もう一度シャワーを浴び、外を散策しに行く準備をする。
ロビーに下りるとカウンターには女性の従業員が居た。
昨夜は、まだ半ば疑いのまま眠りに落ちたが、どうやらまともな宿のようでこれで本当に安心した。

女性従業員に2泊のところを3泊したいと告げる。
すると、明日はすでに201号室には予約が入っているので、401号室に変わるならOKとの事。
もちろん問題ないので部屋の変更を了承し、ホアンキエム湖へと向かって歩き出した。

バイクと車と、物売りと地元住民と、観光客と客引きとの雑踏の中を歩きながら、湖を目指す。
といっても、方向なんて分からないから適当に歩いているだけ。
運良くホテルの部屋にハノイ市内の観光パンフレットがあったが、縮尺がかなり小さいのでたいして当てにならない。

昨夜の誰もいなかった通りは人で溢れ、色々な声が聞こえてくる。
もちろん俺にもバイクタクシーや物売りの声掛けが飛んできた。
それらを無視しながら路地を歩いていく。

10分も歩かないうちにホアンキエム湖に到着。
どうやら今回泊まった宿はかなりの好立地にあるようだ。
途切れないバイクの河を無理やり横断し、湖の湖畔に到着。

湖といっても実際はそれほど大きくなく、湖の周りをぐるっと1周歩いたとしても1時間もかからないくらいの大きさ。
湖の周りは遊歩道が整備され、それに沿うように建っているお店の建物も、フランス植民地時代の名残のせいか、かなり濃く西洋文化の色が出ている。

ホアンキエム湖 ホアンキエム湖

ホアンキエム湖 ホアンキエム湖

天気は生憎の曇り空だが、暑くなくて俺にはちょうどいい。
気温はおそらく15度~20度くらいであろう。
湖の周辺を歩きながら写真を撮ったり、休憩したり。

途中、銀行を発見したので両替を試みた。
1万円分だけドンに両替。
ちゃんとJPYの表示もあり、レートは247.2でホーチミン市内の両替所より少し良かった。
さすがに銀行員は円の桁を間違う事はなく、札を数えるのも機械だし、きちんと端数まで受け取れた。

ホアンキエム湖 ホアンキエム湖

このホアンキエム湖周辺は本当にベトナムだと感じさせないような街並み。
もちろん道路にはバイクが溢れているが、それもホーチミンと比べるとどこか違う気がする。
ホーチミンの方がもっと乱雑な運転で下品というか・・・。
歴史的な文化や気候がそうさせているのかもしれない。

ホアンキエム湖 ホアンキエム湖
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