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 11.04.28 社会主義の途上国

フエで宴会

フエには昼過ぎに到着した。
ハノイへ向かう飛行機の時間は22:10分の為、ここで10時間弱も滞在する事になってしまった。
フエにはユネスコの世界遺産に登録されている「フエの建造物群」がある為、どうせなら今日1泊する事も視野に入れて飛行機のチケットを取ればよかったと少し後悔した。

バスを降りると早速客引きの嵐。
俺は客引きを掻き分けて隅の方で一服。
その間シンは客引きと宿の交渉をしていた。

俺はこの後どうするか悩んだ。
フエの建造物郡まで行くのにはおそらく時間が足り無すぎるし、かといって飛行機のチケットをとってしまったので1泊する事もできない。
シンの予定次第だが、もし一人になったら市内を適当にぶらついて時間を潰そうと考えていた。

とりあえずシンは交渉していた客引きのホテルまで行く事になったようだ。
そしてホテルにチェックインしたら飯を食いに行こうと言ってきた。
もちろん了承し、俺も客引きのバイクに一緒に乗って3ケツでホテルまで向かった。

ホテルに着いてシンが部屋を見ている間、俺はバイクを運転していた客引きの兄ちゃんと交渉に入った。
俺は泊まらないが20:00に空港まで送ってくれ、と。
交渉の結果8ドルで空港まで送ってもらえる事になり、もちろんそれまでの間荷物もここで預かってもらえる事になった。
重い荷物から開放されてとても身軽だ。

飯はシンが行ってみたいという店に行く事にした。
他の旅行者から教えてもらったらしく、アサリご飯が名物の店らしい。
店の名刺に書かれた大雑把な地図を頼りに歩き出した。
が、35度の炎天下の為1分も歩くと猛烈な汗が身体から噴出してきた。

道を間違えたり尋ねたりしながら歩く事20分、ようやく店を発見。
レストランというよりは町の食堂といった感じで旅行者など全くおらず、客はほとんどが地元民。
店内には簡素なテーブルと椅子が数多くあり、一部は歩道にまで出ていた。
そして空いている適当な席に着席した。
決して衛生的でないこの感じがたまらない。

座ってしばらくすると、何も注文してないのに「あさり香草ご飯」とスープが出てきた。
ビールはビアホイのような薄いビール1種類しかなく、しかもそれに氷を入れて飲むもんだから、最早ビールの味などしなかった。

あさりご飯 あさりご飯

ちなみにこれの食べ方がよく分からず、一応店員のお姉ちゃんに聞いてみたのだが、言葉の壁が厚く二人とも3分の1も理解できなかった。
写真左上に写っているスープと交互に食べるような事を言ってたので、最初はそれに従って食べてみた。
すごい美味いというわけではなく、まぁそれなりに美味いといったレベルだった。
途中からは面倒くさくなって、二人ともスープを直接かけて「お茶漬け」のようにして食べた。

食事はあっさりで美味しくいただけたが、ビールに関しては不満が残った二人は、まともな酒が飲める店で飲みなおす事に決めた。
店を出て炎天下の道を1時間弱歩いたところで、やっとまともに酒が飲めそうな店を見つけた。
それにしても、街はそれなりに栄えているのだが、飲食店よりファッションや雑貨店の方が多くあるような気がした。

現在14:00。
ここから怒涛の宴会が始まる。

宴会 宴会

宴会 宴会

次々に運ばれてくる酒と料理。
全ての酒も料理も格別に美味い。
それにちゃんとメニューもあり、値段も書かれているので安心できる。
こうして2時間・・・3時間・・・4時間と、宴は続いていった。

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