Travel

 11.04.28 社会主義の途上国

The SinhTourist

一服を済ますとホテルの名刺に目が止まった。
なんとすぐ近くにシンカフェがあるという。(シンカフェ・Sinhcafeは、ベトナムにある旅行会社。1993年設立。ベトナムで最初の旅行代理店の一つ。本店はホーチミン市のデタム通りにある。)
自力で探そうと思っていただけにこれは嬉しい発見だ。

名刺に描かれている地図によると、歩いても5分とかからなそうだ。(迷わなければ。)
念の為ホテルの従業員にシンカフェの場所を尋ねて出発。
そして徒歩3分、迷う事無くシンカフェを発見した。

店内に入ると、様々な国の観光客で混雑している。
シンカフェに来た目的は明日のメコンデルタツアーに申し込む為だが、そもそも今日はもう夕方なのに明日のツアーに申し込めるのだろうか。
店内のパンフレットに目を通すと、メコンデルタツアーは人気の商品らしく様々な国の言語のパンフレットがあった。
もちろんその中には日本語で書かれたものもあった。
1日ツアーから1泊2日~数泊するものまである。
しかも人数制限無く毎日出発と書いてあるではないか!

パンフレットを手にしながらカウンターの姉ちゃんに申し込む。
俺:「俺はこのツアーに行きたいよ!」
女:「いつ行きたい?」
俺:「明日だよ!」
女:「人数は?」
俺:「ぽっくん1人だよ!」

こうして何の問題も無くメコンデルタツアーに申し込む事に成功。
移動費や昼食代やらガイド代やら全て含んで、丸1日でなんと約1300円。
本当にベトナムの物価の安さと日本の円の価値の高さに感謝。
しかし明日8時集合か・・・早いな。

シンカフェを出るとすでに陽は沈みきっていて、街中は日中より一層活気を増しているように感じた。
どこかで飯でも食おうと思っていると、シンカフェのすぐ隣にある店で呼び込みをしている。
呼び込みをしてるのは15~17歳くらいのまだ若い青年。
少し見てると、彼は強引に客引きをしてるわけではなく、店の前を通り過ぎる人だけに一言声をかけているだけだ。
客の後をずっとついて行って足を止めさすとか、そういう事を一切してない。
彼はもちろん俺にも声を掛けてきた。

若:「レストランどうぞ~」
俺:「おい、ビールはあるか?」
若:「もちろん!」
俺:「フォーはあるか?」
若:「もちろん!」
俺:「よし、じゃぁ入る。」

シンカフェとすぐ隣にあるレストラン シンカフェとすぐ隣にあるレストラン

メニューを見ると言ってた通りにビールもフォーもあった。
とりあえずビールと牛肉入りフォーを注文。
そして日記を付け始めた。

ほどなくしてフォーが運ばれてきた。
ベトナムに行ったら絶対に食べたかったフォー。 こんなにも早く体験できるとは思ってなかったぜ。
付け合せの唐辛子とライムだかカボスだかを搾って食べる。

フォー フォー

こ、これは美味い!
パクチーも入ってるけどたいして気にならない。
いやー美味い! 嬉しい! 美味い! 嬉しい! と思っていたら、気付いたらビールが5本になっていた。

今回は入国の際の両替は、空港で5000円しかしていない。
調べて見ると街中の方がレートがよいらしいという理由なのだが、空港からのタクシーでぼったくられ、ツアーの予約をして、大量に飲酒をしたらあっという間に財布が寂しくなってきた。
明日は朝からツアーなので日中は両替できない。 夕方まで金がもつだろうか。

とりあえず腹もふくれたので、明日に備えてホテルに帰って寝る事にしよう。
そう思っていたはずだが、実際に戻るとテンションが上がっているからどうも飲み足りない。
ホテルの斜め前の食堂で再び飲みなおす事に。
タイガーとオニオンフライ? を注文。
なんだかよく分からない揚げ物が出てきた。
添えてあるバジルソースっぽいものは、美味いんだけどかなり辛い。

ホテルの前の食堂とホテルの犬 ホテルの前の食堂とホテルの犬

これはメッチャ酒が進むつまみだけど、ずーっとビールなので腹がはちきれそう。
暑いし辛いし汗だくになりながら食べた。

写真の2枚目はホテルに居た犬。
3匹くらいいたけど、こいつが一番人懐こかった。
右手を出しただけでお手をしてくるという可愛い奴。

Copyright © 2001-2017 oma. All rights reserved.