Travel

 11.04.28 社会主義の途上国

第一回目のぼったくり

さてここからが本番。
イミグレだとかを色々抜けて無事にベトナムへ入国。
そして空港外へ出るといきなりモア~ッと熱気が。
まじ暑い。 体感ではすでに俺の身体が耐えられるギリギリの暑さとなっている。
夕方だし、日陰だという事があっても多分30度前後ある。

空港から市内まではタクシーかバスのみ。
自分でメモしてあるのは普通の路線バスの番号と値段だけ。
最も安いのはバスなのでバスを使って市内まで行きたかったが、バス乗り場がさっぱり分からない。
ネットでは空港内にエアポートタクシーのチケット売り場があり5$と書いてあったが、すでに外へ出てしまった。
こうなったら後は普通のタクシーで行くかと思い、数あるタクシーを色々と物色していると、次々に客引きが寄ってきた。

とりあえずは全ての客引きを追っ払う。
しばらく遠くから物色しているとまたしても客引きが。
二度三度は断ったが、このホテルを知ってるかと試しにバウチャーを見せると知ってるという。
次にメーターはOKか? と訪ねると壊れてるという。
じゃぁ乗らないからバウチャーを返せと言うと返さない。
あの手この手で返さない。
じゃぁホテルまでいくらだ? と聞くと70万ドンだという。
ぼったくり過ぎている。
ここから交渉して40万ドンまで下げたが、実際の相場は10万ドン弱なので、まだまだ余裕でぼったくられている。

ムカムカしながらタクシーに乗り込むと、市内へ向かって走り出した。
運転してる奴と客引きは別人。 運転手は物静かな男だったが、一緒に乗り込んだ客引きの男がとにかくウザイ。
チップをよこせとひたすら言ってくる。
最初は俺も「チップはその40万ドンの中だ。」と冷静にあしらっていたが、とにかくしつこいので最終的には「うっせんだよボケ! このくぁwせdrftgyふじこlp;@:!!」と怒鳴り散らしたら、奴は慌てて「OKOK、分かったよ。」と言って、一切何も言ってこなくなった。

市内に近づくにつれ、バイクの量が増えてきた。
その数はしだいに激しさを増して、ついには人間よりバイクの方が多いんじゃないか? と思うくらいの量になっていた。
あれだ。 ニュージーランドが人間より羊の数の方が多いのと一緒。
男も女もバイクに乗っていて、ほぼ全員マスクをしている。
そりゃぁね、こんだけバイクが多ければ大気も汚染されまくりだわ。

気付いたのは、バイクに乗っている一般市民の女性が、7割の確率で可愛いという事。
スリムだし、目はパッチリしているし。
うっひょー! ベロンチョしたいぜ!!

しかしバイクだけのせいではないが、この国の交通事情はイスラエル以上に最悪だ。
とりあえずクラクション鳴らしまくり、信号なんて有って無いようなもの。
あー、クラクションの音がうるせーーー!

渋滞のせいもあり、30分以上かかってホテルへ到着した。
正確にはホテルの近辺で、ホテルへは車の入れない細路地を入っていく事になる。

タクシーを降りると、街中だというのに早速客引きが声を掛けてきた。
まだ若い兄ちゃんで何の客引きかは分からなかったが、「このホテルはどこだ?」と聞いてみると、「この細路地の右側だよ。」と教えてくれた。
何もしてないけど疲れまくったわ。

TiTiホテル TiTiホテル

↑写真では夜だけど、到着時はまだ夕方。
この細路地の右側に安宿のTiTiホテルというのがある。
ネットで探して1泊1300円。 悪評のagodaで予約したから1500円くらいになってしまったが・・・。

バウチャーを提示してチェックインを済ます。 従業員(と言っても、おそらくは家族で経営)の愛想はよかった。
部屋は402号室(5F)で階段で上がる。 土地面積が狭いので、1フロアに2部屋しかないようだ。
やっとの思いで階段を上がって5Fへ到着。

TiTiホテル TiTiホテル

ホテルの内部も室内も綺麗で合格。
風呂場は・・・なんだこれ、狭!!
安宿だからシャワーのみというのは許せるが、スペースが1畳くらいでそこに便器と洗面台があるからとにかく狭い。
まぁ安いし湯も出るし、基本的に寝るだけだからいいか。 と自分を納得させた。
室内は扇風機もエアコンもテレビも冷蔵庫も完備。
ベッドもダブルでシーツも清潔だった。
アメニティは石鹸のみ。

しかし一番困ったのは、コンセントの差込口が無い。 全く余ってない。
携帯とカメラの電池の充電はしたいので、どうするか悩んだ挙句、冷蔵庫のコンセントを引っこ抜いて使う事にした。

あと悩んだのが、扇風機もテレビも点くのにエアコンが起動しない。
全く起動しない。 ウンともスンとも言わない。
リモコンはちゃんと表示が点いて、ボタンを押せば表示も変わるので生きているようだ。
原因は本体のほうで、パワーランプが点灯していない。
メーカーはTOSHIBAと書いてある。
扇風機を回せばなんとか耐えられるので、今日はとりあえず放置する事にした。
(翌日分かったのだが、エアコンはドア横のブレーカーをONにしないと通電しない仕組みだった。)

TiTiホテル TiTiホテル

あ、そういえばドライヤーが無い。
この強力扇風機で乾かすしかないか。

Copyright © 2001-2017 oma. All rights reserved.