エルサレムに到着はしたが、まずはホテルに向かわなければならない。
予約してあるホテルは旧市街から徒歩10分くらいのところなので、ここからはかなり離れてると思う。
とりあえず客引きのタクシーの運転手にホテルの名前と住所が書いたバウチャーを見せる。
そして値段交渉。 50NISか60NISだというのでタクシーに乗り込んだ。
バスターミナルから20分程走ると旧市街近辺に到着。
が、肝心のホテルの場所は分からないようだ。
どっちに行けばいい? と俺に聞かれても困る。 お前の仕事だろ。
ホテルに電話して聞いてみると言うので電話番号を教えてくれと言ってきたが、残念な事にバウチャーにホテルの電話番号は書いてなかった。
やがてはホテルの住所の通りの名前の付近で降ろされた。
分からないなら最初から乗せるなっつーの。
降ろされたところからホテルへは多分すぐだと思うが、どっちに行ったらいいのか検討も付かない。
とりあえず賑やかな方面へ向かって歩き出した。
それにしても人間も車も騒がしい。 人もいっぱい。
タクシーから降ろされた場所から5分くらい歩くと、見覚えのある場所に到着した。
こりゃぁ旧市街の入り口の一つのダマスカス門じゃないか。
っつー事は、ホテルまではここから歩いて約10分の距離にあるという事になる。
旧市街に入って色々と散策したかったが、まずはホテルへチェックインし荷物を降ろす事が先決だった。
途方に暮れながらどっちに向かって歩けばいいかしばらく悩んでいると、一台のタクシーが声をかけてきた。
俺の泊まるアダーホテルを知ってるというのでタクシーに乗り込んだ。
ところがこの運転手はものすごく話しかけてくる。 本当にうるさい。
そして俺が日本人だと分かると、KARATEだとか知ってる日本語を交えてその熱弁は激しさを増した。
最初は適当に相槌を打っていたが、よく聞くと「あそこの景色はきれいだぞ! 」とか、「あそこはもう行ったか? 俺が案内してやるよ!」などと、どうやら俺を乗せて案内させたいようだ。
冗談じゃない。 「余計なお世話だ。 ホテルへGo!」と言うと、5分も経たないうちにホテルへ到着した。
ホテルの場所は、最初のタクシーを降りてから逆側に3分歩いていけば着く所にあった。
そして値段は50NIS。 完全にやられた。
ちきしょー、いい勉強になったぜ。
(↑写真は夜だけど着いたのは昼間。)
そしてホテルにチェックイン。
このホテルに限っては、自分でネットで手続きしたのでちゃんと予約できてるか心配だったが、大丈夫だった。
しかしこのホテルは内装、ロケーション、値段ともに大満足だった。
まずはリビングにフカフカのソファがあり、テーブルもある。
そして俺には不要だがミニキッチンも完備!
もちろん調理器具や皿まで揃っていた。
そして寝室に至っては別部屋だ。 つまり1LDKだ。 ここで暮らせるぜ。
そしてなんと浴槽まで付いている。 熱いお湯もちゃんと出た。
トイレにはイスラム用? の尻洗い台らしきものまであった。 どう使うかは分からない。
まずはまだ濡れたままの海パンをバルコニーに干し、昨夜飲めなかった酒を飲みながら日記を書いた。 |