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 10.01.10 マイナスライフ

アクシデントCase.3

おはよう!
本日はいよいよフィンランド最終日。 何時に起きたかは忘れたが、多分7時半か8時くらいだと思う。
下のラウンジで朝食を食べて部屋に戻り、シャワーを浴びて出発の準備を済ます。
チェックアウト時、実は昨夜ミニバーのチョコレートを1個食べたため、それもちゃんと申告した。

今朝も天気はいいが寒い!
タクシー乗り場まで行き、再度サンタクロース村へと向かう。
なぜなら昨日のサンタクロース村から帰宅した後に、住所を知らせるメールが2通も入ったからだ。
本来ならばそんなメールは無視だが、優しい俺はもう1度だけチャンスをやろうと思った。

今日もサンタクロース村に到着し、郵便局の前でタクシーを待たす。
「葉書を送ったらすぐ戻ってくる! 約10分で戻ってくる! その後空港に行ってほしいんだ。申し訳ないがここで待っててくれ!」と流暢なイングリッシュで伝え、タクシーを待たせる事に成功。
そしてその後空港へ向かってもらった。
空港へはロヴァニエミ市外よりサンタクロース村からの方が近く、10分も走れば到着した。
到着したのはいいが、飛行機のフライト時刻まではまだ3時間半もあった。
成田や主要ハブ空港ならその時間でも十分だが、こんな田舎の地方空港では1時間も前に到着すれば十分だ。
はっきり言ってやる事なくて困る。 案の定空港内はガラガラ。

と、ところでとても大切な物を失っている事に気づいた。
mp3ウォークマンが無い。 ポケットにもバッグの中にも無い。 ・・・ホテルに忘れたのだ。
ここで俺は悩んだ。 ホテルへ取りに戻るべきか、諦めるか。
最初は諦めようと思ったが、帰りの飛行機で寂しくなるし、なにより時間がたっぷりある。 ありすぎて暇をもてあましてるのだから。
そして決断。 ホテルへ取りに戻る事にした。

先程乗ってきたタクシーはさすがにもういないので、タクシーを1台呼ぶ。
そしてまたロヴァニエミの中心部、Hotel Cumulusまで向かってもらった。

フロントへmp3ウォークマンを忘れた事を説明し鍵をもらい、部屋へと急ぐ。
が・・・時すでに遅かった。
掃除が入った後だったのだ。

諦めるか探すか悩んでいると、掃除のおばちゃんがいたので聞いてみた。
「248号室にmp3ウォークマンがなかったかい? 忘れて行ったんだ。」
実は[ウォークマン]は和製英語で、外人にそのままmp3Walkmanと言っても通じないのは分かっていた為、その部分の訳し方は[Mobile music player]と訳したのだが、おばちゃんは一瞬理解ができなかったようだ。
しかし[忘れ物]と言う事を理解してくれたので話はすぐに通じた。
「あら、これかしら?」
「おお、それそれ!!」

あった・・・よかった!
しかしタクシー代往復分を考えると数十€の出費だ・・・まぁこれもいい記念さ。
そしてまたまたサンタクロース村へと向かう・・・。
つい先程最後の1人の住所メールが届いたからだ・・・。 このクソバカやろうめ!
しかしここからサンタクロース村経由で空港へ行ってもたいした差はないと分かったので、『お前が最後だし・・・。』と思って送ってやる事にした。

またまたタクシーを待たせて郵便局へ。
さっきここに来てから1時間も経ってない。
そして空港へ到着したが、時間はまだ2時間近くある。

こうしてまずはカウンターが開くまで音楽・居眠り・タバコで時をすごす事にした。

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