Travel

 10.01.10 マイナスライフ

SantaClaus Village:CAFE

それにしても日本人を多く見かける。
カップル、親子、団体客、老いも若きも男も女も心の寂しい日本人ばかり。
一人で来てるのは間違いなく俺一人だけであろうが、恥ずかしいとか寂しいと思うどころかちょっと誇らしい。

村内を散策していると村はずれにトナカイがいた。
おそらくコレはというか、絶対にこれは観光用に用意されたトナカイで、乗るにはきっと法外な料金がかかるに違いない。
俺はもちろん乗りはしない。(ちょっと乗ってみたかったけど。) なので写真を撮りながら他の人が乗るのを眺めていた。

トナカイ トナカイ

う~ん・・・こいつは美味しいのだろうか。
2枚目の炎は、綺麗だったからなんとなく撮ってみた。

そういえば、愛する我が妹がサンタクロース村に行ったらぜひ葉書を書いてくれというので、村内の郵便局に行く事にした。
まぁここで妹だけに葉書を書くってのも、せっかくここまで来たのにもったいないので友人や親戚多数にも出す事にした。
もちろん実家以外の住所など知らないので、携帯メールで日本へ送信。
返事を待つ間に昼食にしよう。

村内には飲食店は数件あるのだが、その中でも目を付けていたお店がある。
テントのように可愛い外装で、表のメニューの看板には「ホットチョコレート」 「サーモン」と書いてある。
俺の目の前で外人親子が中に入っていった。 俺は様子を伺っていたが、親子はすぐに出てきた。
どうやら今は店員がいないらしい。 それにしても何と無用心な店だ。

仕方が無いので別の店に行く事にした。 俺はトナカイの肉が食べたいんだ。
選んだ店の外装はカフェレストランと書いてあるがステーキも出すだろう。 トナカイの。 なんかそんなっぽい雰囲気だ。
そして入店! 客がいない。 店員もいない。
そして何よりレストランではなく軽食系の飲食店だったorz

知らない所で知らない店に入って一番最初に不安な点は、先払いか後払いかである。
勝手に席に座ってればオーダーをとりにくるのか、それともカウンターで先に注文して支払いを済ませてから着席するのか。
しかし旅慣れた俺は一瞬でその気配を察知し、カウンターのメニューを見る。
ピザとかパスタばかりだ・・・。

サンタクロース村 サンタクロース村

ピザとコーラを注文。 そして窓際の席に座って待つ。 デブまっしぐらの内容だ。
そういえば店員は俺がメニューを眺めていたら奥から出てきた。
待っている間にポツポツと住所を知らせるメールが届いてきた。
それにしても、予想はしていたがでかい。 なんともでかい。 ただただでかい。
トマトソースたっぷりで熱々のクリスピータイプのサラミピザは、運ばれてきた時に香ばしい食欲をそそる香りがした。
そして・・・食べ初めて残り3分の1くらいで辛くなってきた。 やはり日本人には大きすぎる。
しかし最後はコーラで流し込みながら、熱々のサラミピザを完食した。

店を出た所でまだ数名は住所を知らせるメールが届かないので、再び村内をフラフラ歩く。
日本時間はPM7時過ぎくらい。 早くしろってんだ。

サンタクロース村 サンタクロース村

これは朝焼けなのか夕焼けなのか分からない。
冬の北極圏は日照時間が極端に短いので、夜が明けても陽はすぐ沈む。
もういつまで経ってもメールを送ってこない人は、後から送ってきても諦めてもらう事にしよう。
もうやる事が無くて間が持たないのだ。
それに十数枚出す予定だから、それなりに時間もかかるだろう。
こうしてサンタクロース村の郵便局へと入っていった。

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