Travel

 10.01.10 マイナスライフ

LaplandのRovaniemi

さっぱりしたところで部屋に戻り、もう1度シャワーを浴びて頭を乾かした。
出発の準備を済ませてホテルをチェックアウトする。 プリングルス代3.?€もしっかり払う。
なんと今回の旅は中規模移動があるのだ。
オーストラリアでも片道300kmの移動をバイクでしたけど、今回は飛行機に乗って国内移動する。
場所はRovaniemi(ロヴァニエミ)で、ヘルシンキからの距離は約600km。 飛行機で確か60分だったかな。 90分だったかもしれない。 よく覚えてない。

とりあえず中央駅前広場まで来たが、空港行きのバスが何時にどこに来るか不明な為タクシーにて空港へ向かう。
10時過ぎには空港に到着、フライト時刻は12時20分なので時間が充分にありすぎて暇をもてあましてしまった。
しかも遅れているらしく、12時45分となっていた。

ヘルシンキ・ヴァンダー空港 ヘルシンキ・ヴァンダー空港

暇つぶしにはひたすら音楽を聴いてただけ。
着替え一式の荷物があるので、それを持ちながら空港内をウロウロする気にはなれなかった。

時刻は11時・・・11時半とどんどん過ぎていく。
ところがおかしい。 Rovaniemi行きのカウンターの205~208がいつまで待っても開かない。
不安になってインフォメーションセンターで(流暢な英語で)問い合わせてみると、「あら、もう始まってるわよ!」との返答。
そして再度カウンターに戻ってみると、やはり205~208には人はいない。
もうこの段階で余裕でフライト時刻の1時間前を切っている。

仕方が無いので隣の210のカウンターのおばちゃんに話しかけてみる。
「Rovaniemi行きのカウンターはいつになったら人が来るんだ? もうすぐ出発時刻じゃぁないか!」
「あら、ここでいいわよ。」
な、なんですって!? そんなアナウンスも無いし、目印も無い。
「急ぎなさいね」と言われるが、「俺はお前らを待ってたんだよ!」と言ってやりたい。
何度も言うが、もうフライトまで30分も無いのだ。

今回は金属探知で引っかかる。 あらかじめベルトも外したんだが。
27番ゲートで搭乗を待っていると、可愛いお姉ちゃんがアンケートを取りにやってきた。
俺は最初ヲークマンを聞きながら周りをチラ見していた。 他の奴らはアンケートに答えてるけど、キモ孤独邦人の俺の所には来ないのかな? と。
あ、また他のとこ行った、あ、また違う人へ・・・。

俺もアンケートしたいなあああぁ。

そしたら祈りが通じてお姉ちゃんが俺の前にやってきたってわけ。

うふ、うふふ、冷静を装え、俺!!
「日本人? 英語は喋れる?」から始まり、空港までの移動手段とか、空港でいくら使ったかとか、その他色々聞かれた。
これが少し奇妙な形式で、お互いの会話は英語、アンケート用紙には日本語。
俺のとこにも来てくれたので大満足だ。

そして無事に搭乗し、席は開いてるところに座れ! の方式。
空いてなかったらどうするの? と。

飛行機 飛行機

空いてないところを探すほうが大変だこりゃ。
規模は小さめの3人シートが2列、乗客は20人にも満たなかった。
国内線なのでコードシェアも無いし、完全アウェイのoma氏だが、そこは慌てず貫禄たっぷり。
離陸してしばらくすると簡素な食事が運ばれてきた。
中にチーズが入った味の無いパンと、紅茶(またはコーヒー)だ。

窓の外は湖ばかり。 いつの間にかウトウトしていた。
そしてあっという間に到着した。

フィンランド上空とロヴァニエミ空港 フィンランド上空とロヴァニエミ空港

ではここでRovaniemiの簡単な紹介を。
オーロラ観測や夏冬の各種アクティビティなど、季節を問わずラップランドでの観光・レジャーの拠点。第二次世界大戦時に、対ソ連で共同戦線を張っていたドイツ軍が撤退する際、街の機能を失わせる目的で徹底的な街の破壊を行った(焦土作戦)。戦後、フィンランドが誇る建築家・デザイナーであるアルヴァ・アアルトが新たに街の設計を行い、現在は近代的な街並みを持つ。北極圏までわずか8Kmの場所に位置する。
※Wikitravelより

ここは北極圏の入り口。
夏は白夜で冬は極夜。 つまりこの季節は日がほとんど昇らないという事になる。

さぁそして史上最大のアクシデントが発生するが、それは次回のお楽しみに。

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