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 10.01.10 マイナスライフ

Kauppatori & Uspenskin katedraali

次に向かうのはスオメンリンナ要塞。
スオメンリンナ要塞とは、フィンランドの首都ヘルシンキ市内の6つの島の上に建造された海防要塞。ユネスコの世界遺産に登録されており、観光客のみでなく、地元民にとっても、美しい行楽地として人気がある。
と、wikipediaには書いてある。

スオメンリンナ要塞へは船でしか行けない。 その為マーケット広場の船着場から要塞行きの船が出ている。
元老院広場を真っ直ぐに南下するとすぐにマーケット広場へ出た。 徒歩10分もかからない。

マーケット広場は沢山のテントや屋台で賑わい、人々も大勢買い物を楽しむ所だ。 夏場なら。
ところが冬場はどうだ。 屋台も2件くらいしか出ていない。 閑散としている。
ネットでは冬場では温かいコーヒーを売ってる屋台があると書いてあったのに、あるのは生魚を売っている屋台のみだ。
刺身なら食いたいものの、こんな所で魚だけ買ってもしょうがない。

しかし来てよかったとすぐに思った。
欧州の港町はなんと美しいことか! これはアジア圏では見られない美しさで、冬は冬の良さが如実に現れていた。
さぁフィンランドの港町をご覧あれ!

マーケット広場 マーケット広場

この写真の手前の白い部分は海。 凍ってます。
まずは要塞行きの船着場を探す事にした。
ちなみに船は凍っている海を削岩機で削りながら進むのだという。

ところでこの時点では既にPM2時を過ぎた辺りなのだが、自分の中でスオメンリンナ要塞がだんだんとどうでもよく感じてきた。
なぜなら、島へ渡っても冬は店がやってない、そして海風が強くていられないというのをネットで見たからだ。
しかももう午後2時を過ぎてるのであちこち歩き回れないだろう。
さらに今、船着場を探して迷いまくっている。 探し始めてから30分は経っている。
しかしここでラッキーな事が!!
船着場を探してウロウロしていると5€を拾った( ´∀`)v

マーケット広場 マーケット広場

港の写真も俺の写真もかなり調整して明るくしています。
太陽は出てるけど位置が低いし、雲に覆われてるためかなり薄暗い。
2枚目の写真は・・・らくや?
マーケット広場の近くに日本料理屋があるというのをネットで見た。 見つけたのは本当に偶然。 作ってるのはもちろんフィンランド人。
入ろうかと思ったけど、特に腹は減ってないので船着場を見つける事にした。

そしてさっきから我慢していた尿意が限界に達していた。
マーケット広場には1箇所公衆トイレがあるが有料。
いや、金を払うのは全く惜しくない。 たかが0.5€。
ところが0.5€硬貨を持っていない。 立ちションするにはあまりにも人通りが多い。 耐えるしかない。

探し始めて1時間弱、船着場を見つけた。
俺は奇跡的に運が無いのか。 最初に広場へ到着した所からずっと右の賑やかな方を探していたのだが、それを右ではなく左に3分も歩けばあったのだ・・・。

えーと、分かるのは発着時刻くらい。
確かネットではツーリストチケットでスオメンリンナ要塞へも渡れるような事を書いてあったのだが、英語の案内にもそんな説明はなさそう。
しかもチケットの買い方も分からないし、普通にチケットを買うとえらい高い値段っぽい。
いや、もう何が分からないのかも分からない。

要塞へいくのはやめよう。 ここまで来て俺が出した答えだった。
周りを見るとふっくら太った美味そうな鳥がいる。

船着場の鳥 船着場の鳥

こいつは美味そうだ!! 丸々太っていて、絞められる時もおとなしそうだ。
しばらく鳥達を見て回ったが、この鳥だけずっとここから動かずにいた。

スオメンリンナ要塞を諦めた俺は、近くにあるウスペンスキー教会を見に行く事にした。
今回はGooglemapを印刷してこなかったので、JTBからもらった簡素な地図が大助かり!
それはホテルを示した地図なんだが、旅行会社らしく周囲の主要物は書いてあるからだ。

船着場からウスペンスキー教会へは徒歩約5分くらい。
綺麗な建物で、しかも丘の上に建つので遠くからでも分かった。

ウスペンスキー教会 ウスペンスキー教会

しかし俺はこの丘を登る気力が無かった。
もっと近くで、できれば中に入りたいところだが、もう歩きたくないのだよ。
朝から歩きっぱなし迷いっぱなし、そして小便したいのだよ。

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