時刻は正午前、さて次はどこ行くか･･･ってもうすでに決まってるのです。
タイトルからも分かるように次に行った場所はヨハンネス教会なんだけれど、最初に言っときますが、実はヘルシンキ大聖堂に行こうとして道をすっかり間違えて着いた場所なのです。
存在は知ってたので時間が余ったら行こうと思ってたんです。
JTBからもらった簡素な地図を頼りにヘルシンキ大聖堂を目指して歩きます。
先程買ったムーミンのジュースを飲みながら歩いてるんだけど、これがものすごく甘ったるい。
でもバッグに入れてるだけでも天然の冷蔵庫で冷え冷え。
10分弱歩いてまずは第一の目印の「3人の鍛冶屋像」を発見!
それにしてもヨーロッパらしい街並みにいちいち感動する。
本来ならこの写真の奥のほうへ歩いていかないといけないんだけれど、俺はなぜかそのまま写真の右のほうへ歩いていってしまった。
それにしても寒い、遠い、でも綺麗!!
こうして歩いていると気付いた事がある。 昨年行ったオーストラリアと街並みが全然違うのだ。
同じ白人族が作り、しかもイギリス系のオージーなのになぜこうも街並みが違うのか。
オーストラリアはどちらかというと近代建築がメインでビルや斬新な建物が多くを占めていたが、フィンランドは首都のヘルシンキでさえ近代的なビルはほぼ見られず、ロマネスク建築風の建物が多い。
これはヨーロッパを旅するうえでとても重要で、ビルや鉄塔なんかは東京で充分だから、こういう街並みは旅をしているという実感がものすごく沸いて来る。
寒さと尿意をこらえながら、そして写真を撮りながら歩いている。
この時点ではまだ道を間違えてる事に気付いてないので、いったいいつになったら着くのか･･･かなり大きな建物らしいから見落とすはずはないのだが･･･と、少々不安になり始めていた。
すると右側にとても美しい教会を見つけた。
これは明らかにヘルシンキ大聖堂ではない! 出発前にウェブで散々写真を見てるから分かる。
とするとここは･･･? JTBの簡素な地図で確認すると･･･ようやくここで自分が道を間違えた事に気が付いた。
これは･･･
これはヨハンネス教会ではないか!!
これぞ災い転じて福となすだ!! 古い言い回しだけど。
それにしても素晴らしい!!雪景色に美しい教会がよく映えている!!
中に入れないかと思い正面の扉を押してみたがびくともしなかった。
夏は青々と茂った木々の葉の間に見える教会もきっと美しいのだろうが、冬の雪枝から見える教会もまた格別。
俺は無神論者だけどこれには感動した。
多分毎日見ている地元民はきっと何も思わないだろう。
しかし彼らが日本に来ると神社仏閣に興奮するように、外国人として当然の捉え方なのかもしれない。
|
