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 08.01.14 台湾

台北101 内部とその仕組み

ひえ~ひえ~ひえ~~~!!
ビュオービュオーーーーーーーーーーー!!!

予想はしていたが風がすごいのである。
いや、予想以上。 多分赤ちゃんとか飛ぶ。 体感風速17~20m!!
帽子が・・・帽子が!!
てか・・・

寒い!! 寒すぎる!!(風で)
なんせここは地上91階、標高388mなのだから。
景色どころじゃない。 のんびり撮影なんか出来るわけ無い。 カメラを構えても、寒さと風で普通に手ぶれする。 補正も効かないくらい。
外に出たからには、何が何でも屋外展望台を1周しなければならない。(別に決まりは無いが。)
風が強くて目も開けてられないくらい。 ひたすら足元を見ながら1周して戻ってきた。

即行屋内へ退避。
91階屋外展望台滞在時間5分。

台北101は階下のショッピングモールの部分だけでなく、87~92階の展望部分の中央部分も吹き抜けになっている。
そこには巨大なチューンドマスダンパー(TMD)が設置されている。

87階~92階のTMD(チューンドマスダンパー) 87階~92階のTMD(チューンドマスダンパー)

この巨大な物がTMDで、ただのオブジェではなく、風圧対策に設置されていて振り子のような役目を果たす。
それにしても大きい。 重さ660t、直径5.5mもある。
この物体のおかげで、最大40%の風圧にも耐えられるとか。(wiki調べ)
それにしても、吊っているロープが切れて92階から落下したら大惨事になるだろうなあ。

91階屋内には台北101の建設時のビデオが流れていたが、それはパスした。 何言ってるか分からないし。
その隣に、昔の花やしきにあったようなミラーハウスみたいな所がある。
床や壁に未来予想図みたいなのが流れていたり・・・申し訳ないが記憶が曖昧でハッキリ覚えていない。(日記でも端折られている)

91階のよく分からない部屋と5階のチケット売り場 91階のよく分からない部屋と5階のチケット売り場

もう他に特に見る所は無い。

再び高速エレベータに乗り、下の階に戻った。
時計を見ると13時半過ぎ、腹が減った。 何か食いたい。
ところが台北101の中には1人で食えそうな店が無い上に、全部高そう。

日本でもよく見る「代官山キッチン」とか、そんなのばかり。
値段などどうにでもなるが、1人で入るのには勇気が居るような店ばかり。
いや、旅行者なんだから1人で入っても全然構わないのだが、問題は支払方法だ。
これに散々悩んだ。 まさか街中の食堂みたいに代金引換じゃないだろう!? 後払いか? 色んな店を遠巻きに覗いてみても、運悪くレジに立ってる客は居ない。

多分ホールを5週くらいした。 30分はフラフラしてたと思う。
さすがにこんだけ怪しければ、客引きの店員も声を掛けない。
腹は猛烈に減っていたが、どの店に入るのも諦めた。 帰り道で何か食お・・・。

階下の商業エリア部分は、レストランや軽食店の他はブランドショップばかり。
プラダ、ブルガリ、クリスチャンディオール? 俺には縁の無いものばかりだ。

台北101内のホールとブランドショップ 台北101内のホールとブランドショップ

台北101を出て建物を1周すると、来る時には見てないオブジェなどがあり、写真を撮りながら駅へと向かった。
しかし周りを見ても食い物屋が見当たらない。 企業か何かの綺麗なビルばかり。
しょうがない、ホテルの近くで何か食うか。

そういえばどこかで観覧車の広告を何回か見かけた。 あれはどこにあるのか。
さすがに観覧車は1人じゃ乗れないから見るだけだが、夜の観覧車は見る価値がある。
ホテルに戻ったら従業員に聞いてみよ。

最初はマックに入ってみた。
しかしメニューを見ると、なーんか美味そうに感じないのでやっぱり出てきた。
最終的にはホテルのすぐ近くにある小店で何か買って、ホテルで食う事にした。
3日間ずっと気になっていた、いかにも現地の人が朝飯とか食いそうな、小さな店。
テーブル3卓しかなく、テイクアウトもできるようだ。

「永和豆漿大王」
とりあえずニコニコしながら店に入る。(入るといっても外から丸見えで扉など無いんだが。)
メニューを見てもさっぱり分からん。 かろうじて分かったのは小龍包くらい。(これも実際の表記とは若干異なる。)
確か読みは・・・ショウロンパオだったはず。 しかし自信が無いのでメニューを指しながら「ンッンッ」と決まり文句。

小龍包だけ60元もする。 他の商品はだいたい10元から30元だ。 安すぎる。
後はもう1つくらい食いたい。 他は漢字の読みはおろか、メニューの意味もさっぱり分からないから何頼んでも同じだ。
23元の焼餅夾蛋というのを指した。 俺の予想では焼いた餅にピーナツバターが塗られた物が出てくると想像した。

小龍包はその場で蒸していた。 待つ事5分、小龍包と謎な食い物を買ってホテルへ戻った。

永和豆漿大王の小龍包と焼餅夾蛋 永和豆漿大王の小龍包と焼餅夾蛋

どっかのサイトでも書いてあったけど、台湾の小龍包は小さな肉まん。これが確か8個入っていた。
焼餅夾蛋は、ゴマの付いたミルフィーユ生地のようなパンに、焼き卵とレタスがはさんだ物だった。 予想と全然違っていた。
ちなみに今調べて分かったのだが、「焼餅」は小麦粉を使って作る中華風のパン。「夾」は「はさむ」、「蛋」は「たまご」の意味。
両方とも超ウマーーーー!!
代官山キッチンなんかで食わないでよかったぜ。 やっぱこういう現地の人が日常的に食うような物だと、旅行した! って実感をすごく感じる。
ウマイヨーウマイヨーと言いながらホテルで1人で食った。
大満足。

現在15時半、日が落ちるまで少し昼寝する事にした。

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