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 08.01.14 台湾

台北101 台北国際金融センター

少しゆっくり目に起床。 昨日・一昨日と同じように、同じ物を同じ量だけ朝食を食べる。
朝食で食べてるおかゆは無味だけど美味い。
冬瓜ジュースなるものがあったので試しに飲んでみたが、俺の口には合わなかった。

今日の予定は無い。 しかし本当は行きたい所はあった。
キョンシーをご存知だろうか。 霊幻道師ではなく、幽幻道師や来来キョンシーズとか、テンテンとか出てたやつ。
幼い頃(小3とか小4くらい)とても大好きで、大人になった今でも好きだから困ったもんだ。

霊幻道師は香港製の映画(シリーズによってはサモハンも出演)で、幽幻道師や来来キョンシーズは台湾製なのである。
霊幻道師の映画がヒットした事に目をつけた日本のTV局のTBSが、台湾の製作会社に依頼して作った作品。
しかも来来キョンシーズは映画ではなくTVのみの為、吹き替えしか存在しない。
もちろん登場人物やロケ地も台湾。

撮影は中影文化城という小規模な映画村みたいな所で撮影されていた。
ここは台北市内からも近距離にあり(電車で10分、タクシーで5分)、ぜひとも訪れたい場所だった。
日本で色々な人が中影文化城のレビューを書いている。
別にすごく面白いわけではないが、ぜひとも記憶を照らし合わせながら、「あぁ、ここをキョンシー隊が通ったんだな。」とか「ここが義荘か・・・」などとトリップしたかった。
土産物屋でお札が売っていればそれを額に貼り、手を前に出してピョンピョンしている所を写真に収めてほしかった。

2006年で閉園済み!!!!?
ネットでは確かにそう書いてある。 どこの紹介サイトにも閉園中、休止中と書いてある。
なにぃーー悔しい! まじか! 悔しい!!
それだけ書いてあればおそらくその情報に間違いは無いだろうが、ひょっとするとこっそり再開してるかもしれない、情報が古いだけではないか? などと淡い期待に胸を膨らませて、台北ナビのオフィスまで直接確認しに行った。

林森北路の公園と中山駅の自動改札 林森北路の公園と中山駅の自動改札

台北站からMRT淡水線に乗り中山站で下車。 台北ナビのオフィスはすぐに見つかった。
「中影文化城は去年か一昨年に閉鎖されてます。 もちろん再開もしていません。」
やっぱりね。

こうなる事は予想は出来たが、その後何するかは全く考えてなかった。
しょうがないので台北101にでも行く事にする。 ついでに台北ナビで場所も教えてもらう。 何しろ金瓜山より行く予定が無かったから、本当に何も調べて来ていない。
AM11時過ぎ、MRT板南線の市政府站で下車。

信義区の市政府站は、官庁や大使館などが立ち並ぶ台湾の国際都市。
駅のちょっと先の交差点に出てみると、徒歩10~15分の位置にある台北101が早速見えた。
ここから無料シャトルバスが出てるらしいが、どれがそのバスか分かるはずが無く、たいした距離じゃないので歩く事にした。
あれだけ大きな目印なら迷うはずがない。

台北101に向かって歩道を歩き出す。
官公庁や大企業・金融機関が多い為、さすがに周りのインフラの整い具合は素晴らしい。

LOVEと市政府站前の通り LOVEと市政府站前の通り

写真を撮りながらのんびりと歩いて約15分。
目の前で見る台北101は、どう考えてもカメラに入りきらない大きさだった。
台北101の正式名称は台北国際金融センターといい、その殆どはサンシャイン60と同様オフィスで占められ、階下に商業施設と上層階に展望室がある。
高さ508mで、地上101階+地下5階(wiki調べ)
2007年7月にUAEのブルジュ・ドバイに世界1の高さを譲り渡すまでは、3年以上世界1の座に着いていた。
でもブルジュ・ドバイは韓国製だから突貫工事の粋だろうなあ。 倒れなきゃいいがw

それにしてもどっから入るんだべか・・・あ、あそこかしら。
来たからにはやはり展望室に行かねばなるまい。

台北101(台北国際金融センター)外観 台北101(台北国際金融センター)外観

恐る恐る中に入り辺りを見回す。
サンシャイン60でさえ展望室へ行くには金がかかるんだから、台北101だって金がかかるに違いない。
そういえばエレベータに乗るのにはチケットが必要だと、何かで読んだ記憶がある。
チケットはどこで買うんだ? あ、あのインフォメーションセンターのお姉ちゃん可愛い。
「あー、あー・・・Excuse me. Can you speak Japanese?」
「少しだけです。」
「あー、あー・・・I want a ticket.」
「ペラペラペ~ラ」
「・・・Thank you.」

滑らか過ぎて何言ってるか3分の1くらいしか分からない。 俺は決定的にヒアリング能力に乏しい。 が、m_otnは俺より厳しいんだから・・・と思って自分を元気付けた。
多分あそこのエスカレーターの先まで行って、とりあえず5Fまで上がりなさい。 と、言っていたと思う。
ビンゴ!! エスカレーターの先にはエレベータがあった。
舞い上がっていてエレベータの行き先をよく見ていなかった為、そのまま地下3Fまで行ってしまったが、再度昇って5Fまで直行した。

5Fに着くとすぐにチケット売り場のカウンターがあった。
さすがに国際都市だけあって、白人やアラブ人らしき人まで居る。(もちろん誰も1人で来ている人は居ない。)

「one ticket please」
「日本語ですか?」
「はい。」
「400元です。」
さすがにすげえな。 多分このカウンターの姉ちゃん達はトライリンガルくらいが普通なんだぜきっと。

チケットと記念品をもらい、高速エレベータに並ぶ。
ドキドキ。
チーン、乗車。
ギューン。 ちょっとしたプラネタリウムみたいになって到着。(サンシャイン60と変わらない。)
このエレベータが実はすごい。 詳細は↓

台北101のエレベータの説明 台北101のエレベータの説明

実際展望室はそんなに広くない。 本当にサンシャイン60並みだ。
しかしやはり360度viewの展望室はすごいなあ。 サンシャインとも高さは比較にならないし。
それに外人が多い。 みんな翻訳機を使って母国語の説明を聞いている。
よっしゃ! 早速俺も。
デポジットとしてパスポートを預け、翻訳機の説明を聞きながら壁のパネルや外の景色を見て周る。
ここのカウンターのお姉ちゃんもペラペラペ~ラと数ヶ国語を操っている。 しかも可愛い。

それにしても思ったより閑散としている。
平日の真昼間だからか?
当然だが来ているのは外人旅行者ばかり。 中には俺以外の日本人も居た。
女の子2人で来ていた日本人も居たので、写真を撮ってもらうお願いついでに声を掛けてみようかと思ったがやめといた。

89階からの眺望と展望室 89階からの眺望と展望室

じっくりゆっくり見て歩いても、89階の展望室は1時間もあれば周れてしまう。 1人だから尚更早い。
まぁ予想はしていたがこんなもんだ。 どっちかといえば俺はオフィス階の方に行ってみたいくらいだ。

翻訳機を返却し、今度は外に出てみようじゃないか。
91階、地上386mの高さである。 386mといえば東京タワーより高いわけだが、俺は東京タワーには上ったことが無いから比較の対象にはならない。
階段を上り屋外展望台の扉を開いた。

そこは想像を絶する世界だった。

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