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 08.01.14 台湾

士林夜市 3日目の夜飯

充分堪能した。 タクシーのおばさんありがとう! 太魯閣は素晴らしいところだったよ!!
言葉は通じなくてもニコニコしながら自分の仕事を全うしてくれたおばさんに感謝。

そして太魯閣から新城站への帰路、おばさんタクシーはものすげーーースピードでかっ飛ばす。
いろは坂の様な山道をガンガン飛ばして、前にバスが居ようものならどんどん抜かす。
道がクネってカーブで先が見えないのに抜かすわけだから、対向車がカーブの向こうから来たら2人は(相手も)地獄行きである。 隣は崖だし。
その速度とお先真っ暗な無茶な運転は、本当にチビるかと思った。 祈るしかない。

太魯閣渓谷を出て新城站へ向かってる途中、おばさんはちょっと自分の家に寄った。
そしたらなんと昼間の旦那と子供2人(5、6才)男の子と女の子が乗ってきたではないか。
3人は助手席に座った。 大人1人と子供2人が1つの助手席に座ったのである。
すげー・・・信じらんねえwww
ガキンチョは日本人の俺を見てはしゃぎまくっている。
俺が喋る言葉をいちいち真似するのである。 「こんにちは! こんにちは!」 「5時! 5時!」
煩い程叫びまくり、親父の膝の上で飛び跳ねている。
可愛いから日本の飴を1つずつあげたわけだが、飴の包みを車窓からポイ捨てしていた。 (´Д`;)

太魯閣 天祥と新城站月台(ホーム) 太魯閣 天祥と新城站月台(ホーム)

暴走運転おばさんはずっとニコニコして、旦那は電車の時刻を細かく教えてくれ、ガキンチョ2人は嬉しそうにはしゃぎまくり、暖かい台湾人の本質にちょっと触れた気がする。
台湾に来てからずっと観光地や都会ばかりだった為、現地の人と少しだけど直に触れ合えたのは本当に嬉しかった。
子供の写真撮ってくるんだったなぁ。 かなり後悔。

無事に太魯閣を見終えた俺は、また莒光號で台北站へと戻って行った。

21時前、台北站へ帰着。 今日もまた士林夜市へと繰り出す。
さて今日は何を食うか。 まずは飲み物を購入。 ゼリーのような物が入ったミルクティー。
一通りぐるっと周って、店先の客引きに日本語で声を掛けられた。
うーん、鉄板焼きか、悪くない。 ここに決めた。

店員は日本語のメニューを渡してきた。
む・・・値段が書いてない。 最初にチラッと見た中国語のメニューには値段が書いてあったぞ。(詳しくは覚えてないけど。)
とりあえず勧められるままに牛の背肉焼きを注文。
サービスの白飯はいらないからと断り、チャーハンを追加。 ビールも勧めてきたのでビールも注文。

ゼリー入りミルクティーとチャーハン ゼリー入りミルクティーとチャーハン

目の前で調理され、鉄板の上に敷かれたホイルの上に盛ってくれる。
前菜でスープ・青菜・もやし・キノコと続き、チャーハンが出た。
げ! このチャーハンにパイン入ってやがる・・・。 俺には合わねぇ・・・。

途中で隣のカウンターに50代の母親と20代の娘が座ってきた。 会話を聞くと日本人だ。
どうしようか・・・話しかけてみるか?
チラッ・・・。
・・・・・・・・・娘の顔がおかめさんみたいなのでやめた。
さらに会話を聞いていると、この娘はさっきから文句しか言っていない。
『早く日本に帰れ!!』

続いてメインの牛の背肉・鱈のムニエル、そしてビールを追加。

牛背肉焼きと鱈のムニエル 牛背肉焼きと鱈のムニエル

この肉とムニエルは絶品だった。
ただ1人で食うには量が多すぎた。 ビール2本のせいもあって苦しすぎる。

この辺でおかめ母子と反対の隣のカウンターに、20代の白人カップルが座った。
この白人女超可愛い! 眼鏡がキュートで良く似合い、スタイルもいい! 羨ましいのぅ・・・。
白人はノーポーク・ノービーフと言っている。
しかし料理人の台湾人(おそらく20代後半から30代半ば)は全く分からない様子。
そのくらいの英語分かれよ!!
料理人はすごい困った顔して、カップルも料理人も必死だったが、周りの客からは失笑が漏れていた。

そして会計。 300元と聞こえた気がした。
300元払うと首を横に振り、右手で5本の指、左手で3本の指を開いてる。
800元かよ。 たっけーーー!! 日本円で2500円だぞ!?
昨日は合計100元、320円だぞ!!
食ったからには払わねばならないので、渋々500元札を出した。
最初から値段の書かれてない日本語メニューが怪しすぎたわ。
別にボられたわけじゃないけど、やり方が汚ねえなあ。 まぁ観光地みたいなもんだからしょうがないか。
もう2度と来るか。

昨日見た障害者は今日も居た。
よく見ると老人で、手が無いのは片手だけだ。 両足はある。
ただ、ひれ伏している状態だからはっきりは分からないが、背は異常に低いと思う。
10元と日本の飴を1つ恵んだ。
この人は毎日ここでこうして物乞いをしているんだろうか。 今までも、これから先も。
彼の人生についてはこれっぽっちも考えたくない。
俺は日本に帰れば家もあり、近くには実家もあり、もちろん両親は健在だし、定職もある。
俺が1人でこうして旅行してるだけでも、本当に幸せだと感じた。

はちきれそうな腹を抱えながら、夜市の劍潭站を後にする。
もう何も食えないが、今日もコンビニで酒を買ってホテルへ帰った。

昨日・今日ととても充実した1日だった。
明日の予定は・・・特に無い。

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