さあ太魯閣も残りは天祥のみとなった。
おばさんは俺を乗せてタクシーを再び飛ばす。
途中、ドライブインのような観光案内所で休憩をとり、マンゴージュースを飲んだ。 150元。(確か)
トイレも済まして、太魯閣の歴史の説明などを眺めて、改めて天祥へ向かう。
橋を通りかかった所でタクシーはスピードを落とし、おばが何か言ってる。
おそらく「ここを撮るか? 止まるか?」と言ってるんだが、何でこんななんの変哲も無いところを・・・と思ったので、「いい、いい! 先に進んでくれ。」というジェスチャーをしたのだが、これが後で大後悔!!
実はそこは「慈母橋」という橋で、赤い総大理石造りの橋。
太魯閣でも長春祠、燕子口、九曲洞、と並ぶ1つの名所だったのだ。
実際は遠巻きに橋を撮っている写真が多かったので、いざ橋を通過となると全然気が付かなかった(泣
その時は慈母橋に全く気付かずに、しばらくして天祥へ到着。
ここは旅館や土産物屋が集う場所であるが、俺は祥徳寺を目指す。
標高がだいぶ高いので、手が届きそうな位置に雲がある。
そのまま橋を渡り、大きな門を写真に収める。
門の片隅で托鉢をしている坊さんが居たり、この雨の中ご苦労様です。
今回は写真ラッシュで行きます。
↑の写真の2枚目は、何かの塗り薬の蓋で見たような気がする。
それにしても周りの景色は、すごい大自然ばかり。
階段をどんどん上っていき、小さな祠で賽銭を入れる。
線香があったので、勝手に火をつけて供える。 うーん・・・幸せ。
そしてさらに階段を上る。
とうとう1番頂上の祥徳寺に到着。
おー! ↑の写真雰囲気良すぎ!!
かなりの雨だけど、雲がなければこういう画にはならない。
そして本堂の横にある金ピカの仏像がこれ。
傘をさしながらの撮影はうまくとれず、まっすぐにならない。 傘をささなければレンズが濡れる為難しいところだ。 塔の写真なんか斜めになりまくり。
いったい何の仏像だか知らないけど、何だかたいそうな物なので記念にパチリ。
日本では京都とか奈良とか、寺や仏像や遺跡には全く興味は無いが、こういう時は違う。
こうなると「他にも仏像は無いか!?」と探し出してしまう。
あちこちの階段を上ったり下りたり・・・ハァノヽァ・・・。
巡り巡って発見!!
文字では言い表せないくらいに、かなり素晴らしいところ。
大小の仏像や、寺や祠。 東屋みたいなものから塔まで。
1人だからサクサク進んでいたが、誰かと一緒だったら倍の時間がかかってたに違いない。
こうして天祥を堪能した俺はタクシーへと引き返して行った。 |