Travel

 08.01.14 台湾

九份 映画の舞台のレトロな町並み

金瓜山のバス停まで戻り、行きとは逆方向のバス停で次のバスを待つ。
数分待つとバスがやって来た。 料金はいくらだ・・・。
とりあえず「九份」と言って20元入れる。 足りなかったら何か言ってくるだろう。
特に何も言われなかったのでそのまま乗り続け、今度は無事九份で下車した。

バス停近辺からして既に賑やかだ。
ここが非情城市(映画)で一躍有名になった九份か・・・とか言ってその映画見たこと無いけど。
さすが一大観光名所だけあって、趣がある。

両側に商店のある狭い通りを進む。 とても活気があってかなり良い。
当初九份は計画に無かったけど、来て良かったとすぐに思った。

九份 九份

平日だから人も少なくとても歩きやすい。
これが週末となると、台湾以外にも世界各国から観光客が押し寄せ、まともに歩けなくなるらしい。
雨の週末なんて傘もさしてるし、きっと観光どころではないだろうなあ。 平日に来て大正解。

それにしても、各商店から色んな匂いが入り混じっている。
甘い匂いもすれば、鼻がもげそうなくらい臭い匂いも。 臭豆腐だろうか?

どんどん奥へ進む。 路地を曲がったり階段を上がったり下ったり。

九份 九份

千と千尋の神隠しの舞台になった雰囲気はこれで実感できた。 というか、実はその宮崎映画も見た事ないけど。
目的は雑誌やテレビやネットでおなじみのあの場所とあの看板。
あれを撮らないと九份へ来たとは言えない!

千と千尋の神隠し 千と千尋の神隠し

さらに進み階段を下りていると、周りの雰囲気がそれらしい感じに。
そして後ろを振り返ると・・・出た! 着いた!! ついにあの有名な場所に!!!
やったぜ! 一気に疲れが吹っ飛んだ。 苦労して探してよかった!!

例に倣って下から上を撮る。 雨がすごすぎて中々綺麗に取れない。 何度も取り直す。
実を言うと、これがこの旅1番の感動だった。(最初は来る予定が無かったのに・・・。)
あとはあの看板だ。 どこにあるのか・・・自力で探すしかない。

再度階段を上がり、雰囲気の良い喫茶店の店先を撮っていたら、店員の女性が出てきて何か言っている。
Goodタイミング! 自分からじゃとても入りにくい。 1人だし。
何か飲んで温まりたかった。 初めて客引きに感謝したw

九份 向かいの喫茶店と台湾烏龍茶 九份 向かいの喫茶店と台湾烏龍茶

それにしても客は俺1人だけだ。 週末は人が溢れ返ると思うけど。
ここは誰かのサイトでケーキが美味いと書いてあったな。 それとも向かいの店だっけか。

「Japanese?」と聞かれたので「Yes」と答えると、少しの日本語と英語と中国語が混じった言葉に変わった。
昨夜の台北站の警官より全然分かりやすい。
台湾烏龍茶とクッキーみたいな物を注文。 父親らしき老人と娘?の2人で営業しているのか。

店内の雰囲気もものすごく良い。
アンティークな感じで落ち着いていて、間接照明が疲れた身体を癒してくれるようだ。
「どうぞ色々写真を撮って。」と言われたので、お言葉に甘えて撮りまくっていたら、じいさんが「こっちにおいで」とテラスを案内してくれた。
気持ちよさそうなテラスだ。 晴れていたらテラスでお茶を飲むのも気持ちがいいかもしれない。
と思っていたら、何と目の前にはあの看板が!!
素晴らしい立地の店だなここは!

九份 豎崎路と映画館の戀戀風塵の看板 九份 豎崎路と映画館の戀戀風塵の看板

看板や店内や、さらには店内に居た犬までも撮りまくって、ふと時計を見ると17時を過ぎていた。
お茶とお菓子で300元。 数十元で飯が食える台湾では、けっこう高い値段だ。 日本円で1000円くらいだから。
まぁ日本の観光地もボッたくりだけどw
でも店内も良く、看板も撮れて、店員もフレンドリーだから全然OK。

九份には大満足で帰路に着く。
今度は是非、晴れた日の夕暮れに来たい。
夕闇に灯る堤燈の明かりは目を見張る程綺麗に違いないだろう。

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