今年も1月がやってきました。 試練の季節です。
前回のフィンランドは余裕で耐えられる寒さ以外には特に命を賭した何かをしたわけではなかったので、今回はもっと大胆に行動しなければならないと決めていた。
そして行く場所についてだけど、まだ行ってない地域といえば北米、南米、中東、アフリカになるわけで、一番メジャーで安全に旅をできる地域と言えばもちろん北米になる。
しかしそれでは特に面白くない。
南米も面白そうだが、1月に行くとなると南半球は夏真っ盛り。 その上遠い。
中東は場所によって感じがかなり違ってくるが、ドーハやドバイなど行っても「砂漠の中の近未来」といった感じで特に面白くなさそう。
そしてアフリカは、行くならエジプトかモロッコ。 南アフリカは命を賭すのには最適だが、命を落としては意味が無い。
そんな感じで決めたのが中東のイスラエル。
地理がイマイチ分かんない人の為に地図を直リンしときます。↓↓
この国がどんな国か、下調べをする前から評判がよくないのは分かっている。
外務省からも[充分注意して下さい。]や[渡航の延期をお勧めします。]という警告が出ている。
イスラエルやパレスチナと聞けば、まずは戦争やテロを思い浮かべる人が多いと思うが、まぁ毎日自爆テロが起こってるわけでもないだろうし、他の旅行者のサイトを見てもテロよりはぼったくりとかスリの方に気をつけるべきと書いてある。
俺もその通りだと思った。 毎日テロで何百何千と死んでたら国民がいなくなるだろ。
それ以上に世界三大宗教が集う地でもあり、世界遺産や死海など見所が多いのが魅力的だ。
こうしてイスラエルに行く事に決めたわけだが、直行便は飛んでないし、仕事の勤務表が出るのが遅かったので、ちゃんとチケットを抑えられるかが心配だった。
チケットは運良く取る事ができた。 今回はJTBで航空チケットだけ購入し、ホテルの予約は妹に取ってもらう事にした。
今回のチケットは、往復トルコ航空のイスタンブール経由で69800円と安い。(サーチャージや空港税等は別)
しかし変更・キャンセルが一切不可能なので気をつけねばならない。
しかも到着が現地時間のAM2:00というのも安い理由の一つだと思う。
初日の宿泊は空港のベンチででも寝る事にして、2日目と3日目は妹に頼み、4日目と5日目は自分でネットで予約する事にした。
今回の旅のお供のデジカメは、メルボルンへ行った時から使っているオリンパスのμ9000と、H君から中古で購入したキヤノンのPower Shot S90の2台。
μ9000は広角が持ち味なので主に屋外で。 S90は暗い所でのフラッシュ無しの撮影に強い。
シーンによって使い分ける事にした。
こうしていろんな人のサイトを見ながら情報収集し、出発に向けて少しづつ準備を。
それと今回に限っては、事前に銀行で日本円を米ドルに両替しておいた。
現地の空港など大きい所では日本円から直接現地の通貨NIS(シュケル)に両替できるとは思うが、円がメジャーでは無い気がするのでレートが悪そうだ。
という事で、日本の銀行で1000ドル分の両替を済ませた。
詳細は後々書く事にするが、今回の旅では3段階に分かれて感じ方が違った。
- まず出発前の下調べの時点では、イスラエルは軍事と電子機器が有名である為、テルアビブ等の都会は綺麗でかなり栄えている印象があった。
- 実際の旅行中の感想は、街は汚く民度も低く、どいつもこいつも悪人に見え、早く日本に帰りたいと思いながら眉間に皺を寄せてうつむき加減に歩いていた。
- 帰国後にもう一度イスラエルやパレスチナを調べてみたら、自分が大きな勘違いと間違いを犯していた事を知った。
今更悔やんでもどうにもならない事ばかりだけど、もっと良くこの国の事を調べて行くべきだったと後悔している。
懺悔の内容は日記の中で綴って行く事にする。
こうして4泊7日という短期間ながらイスラエルへと旅立った。
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