かなりのガッカリ感を背負いながらディーゼル列車に乗り込むと、車内は満席で座る事はおろか、自分の居場所はデッキしかなかった。
ずっとデッキに居たので車内はチラッとしか見てないけど、中はボックス席とも違うような感じで、テーブル席?のような感じになっていた。
ちなみにドアは手動で、内部も新しくはない。
ドアの窓から世界の車窓を眺めた。
全然発展してない。
赤茶けた大地が広がっていて、見える範囲には大きなビルや繁華街などは見当たらない。
当初の「先進国イスラエル」とは大きくかけ離れていた。
何度も言うがホテルの最寄り駅なんて分からないし、事前にGooglemapで簡単に確認した感じでは、最寄り駅からでも数kmあるっぽいので歩いての到達はかなり厳しい。
空港から3つ目の駅の「Tel Aviv Savidor Center」で降りてみる。
乗降客も多く、目の前には大きなビルも建っている。 空港からは20分くらい。
記憶は曖昧だが確かホームは島式2面で、空港駅よりは規模が大きかった。
階段を上り人の流れに沿って適当に出口に向かって歩き出す。
そして跨線橋を渡ったら、改札ではなく回転バーと金属探知機を持っている係員がいるではないか・・・。
なんなんだメンドクセーな。
そしてまた周りの人間を観察していると、みなさん回転バーも金属探知機もスルーしている。
なのでもちろん俺もスルーしてみた。
お咎めは無かった。
とりあえず周辺を散策。
荷物を持ってるのであまり歩きたくないのだが、「国連が認める首都」をぜひとも目にして写真に収めたい。
俺の中でのイスラエルは、
- 軍事国家
- IT系や医薬品などの高度な技術
- ダイヤモンドの流通
などの理由でかなりの先進国家だと思っていた。
Wikitravelでも↓のような画像があり、これを見ると中東の大都会だと勝手に妄想は膨らんでいた。
(写真はWikitravel直リン)
駅を一歩出るとペデストリアンデッキになっていて、目の前には高層ビルが建っていた。
ビルの階下にはカフェなどがあり、朝からお茶をしている人もたくさん。
これで俺の思っていたTel Avivの印象と合致した。
ところがだ。
ペデストリアンデッキを降り軽く周囲を歩いて見ると、すぐにガッカリした。
なんつーか、発展しきれてない。 綺麗じゃない。 汚い。 うるさい。
写真では発展してるように見えるかな?
いや、全体的になんか埃っぽいし、高層ビルはあっても新宿やニューヨークのような感じとは全く違う。
10分、15分歩きながら写真を撮っていたが、特に珍しいものがあるわけでもなくすぐに飽きた。
まずは先にホテルに行って荷物を預けたい。
しかしさっきからタクシーはたくさん走っているのだが、客待ちしているタクシーが見当たらない。
日記ではどうやら90分以上もウロウロしていたらしい。
そしてやっと止まってるタクシーを発見し、1代目のタクシーに声をかけた。
ホテルの名前を言うが通じない。
バウチャーの住所を見せても通じない。
どうやら運転手は簡単な英語は喋れても読み書きができないらしい。
いきなりの難関だよ・・・。
しかしその運転手もけっこう頑張ってくれて、通行人にまでバウチャーを見せて聞いてくれたりしていた。
が、どうしてもわからないらしく、やがてはSorryと言って諦めた。
まぁしかし分からないままウロウロされるのも不安だから諦めてくれてよかった。
そのタクシーの数十メートル先にもう1台タクシーが止まっていたので声をかけた。
バウチャーの住所を見せたらすぐに分かったらしく乗れと言われた。
次回からは最寄り駅くらい調べた方がいいかな。
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