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 09.07.03 The State of Victoria

to Melbourne その2

遭難脱出から走る事10分、なんとか無事にApollo Bayへ到着した。
それにしてもガソリンの限界はとっくに過ぎているはずなのによく走ったもんだ。
あともう1つ、俺のガソリンも補給しないといけない。 今日はレストランに入って魚介でも堪能してみるか!!

Apollo Bay Apollo Bay

うーん、メニュー見ても分からん。
まずは入店前に店構えと店の前に出ているメニューの写真を撮っていると、なんと目の前で団体さんがご来店。
この時点ですぐに諦めた。
遭難道路で大幅に時間ロスしているので、団体の後に入って料理が出てくるのを待ってる時間が無い。
なので昨日のフードコートへ行く事にした。 シーフードピザでも食べよう!

というわけでピザのメニューを見てみると、ピザの販売時間は15時半から・・・!!?
意味が分からんけど、とりあえず今は食えないと言う事は理解した。

では記念にオージーらしい料理をと思い「チキン&チップス1/2」というのを注文。 あと昨日飲んで美味しかったカプチーノ。
予想では手羽元チキンが4、5本出てくるものだと思っていたら・・・

チキン&チップス ハーフ チキン&チップス ハーフ

すんげー物が出てきた・・・。
ハーフとは鶏1羽のハーフなのか・・・・・・。 鶏を半分にぶった切ってるからハーフなのか・・・。
食いきれんのか?これ。 血管詰まりそう。
あと俺は間違いなくカプチーノを頼んだはず。 昨日の美味いカプチーノはコチラ!!
なぜか、お湯と紅茶のティーバッグとミルクと砂糖が出てきた。 昨日のカプチーノはどこへ・・・orz

とりあえず頑張ってチキンは食った。
だけどポテトは無理。 半分以上残した。 油物ばかり腹に入らない!
味? 味なんか美味いはずがない。 ただの塩味だ。

のんびりしてられない。 バイクを少し走らせ昨日のモービルで給油する。 ホッとした。
そしてApollo Bayを後にして再びCBで走り始めた。

ちょうどApollo BayとLorneの中間辺り、Apollo Bay方面から行くとGrey Riverとい町の手前くらい、そういえば昨日はここら辺でコアラがいた。
昨日は車が停まってて上を見上げて写真を撮ってたからわかったけど、今日は誰もいないな。
前を走ってる車もいないし。
少しスピードを落としてチラチラ上を見ながら走る事にしたとたん・・・

コアラ コアラ

いたー! 寝てるーーー!! (コアラの写真はかなり明るさ補正してます。)
モフモフお尻。 今日は俺が見つけたんだぞ!!
コアラって本当にコアラのマーチの顔してるんだな。
よし、もういっちょ。 昨日よりはよく撮れた。

コアラ コアラ

木につかまって寝てる。 可愛い(*´∀`*)
あのモフモフに触りたいなぁ。 木を蹴っ飛ばせばポトッて落ちてくるかなぁ。

さぁ出発出発。
Lorne→Anglesea→Torquayと順調に進んで行く。
今日は快晴で風も弱くて本当に助かる。
そしてGeelongへ到着。 ここまで来るとあと3分の1だ。

Great Ocean Road Great Ocean Road

Geelongからはフリーウェイに乗ればすぐだ。 ところが、どうも昨日とは様子が違う。
昨日はGeelongはこんなに栄えてなかったのに、どうして今日はこんなに都会になってるんだ?
答えは単純で、また迷ってただ単に市街地にいるからなのだが、この時は全く分からず、そしてフリーウェイにも乗れず途方にくれた。
看板を探しながら同じ所を30分以上ウロウロする。
看板はあってもMelbourneの地名は出てこない。
これはまずい。 俺には時間がないんだ!! あと100kmもあるのに!!!

ちょうど人んちの前辺りでGeelongのマップを見ていた時、その家から若い女が出てきた。
こ、こいつに聞くしかない!!
俺:「Melbourneへはどう行けばいいか!?」
そうすると女は明らかに不審者を見る目で言った。
女:「ペラペラ・・・ペ~ラ」
3割くらい理解できたのでお礼を言って出発するが、最後の最後まで明らかに俺を怪しんでいた様子。
(これらは全てネイティブな英語の会話です。)

実際にはその家から100mほど進んだ所にフリーウェイが走っていたので「こいつはバカか?」と思ったのかもしれない。
最初は60~70km/hで走っていたGeelong近辺のフリーウェイも、郊外になり制限速度が100km/hになると皆100km/hで走り始める。
今日は快晴で風も弱いが、さすがに100km/hも出すと風圧がすごい。
乗りなれてるMagnaなら重量もあるし重心も後ろでこんなに恐怖を感じる事も無いのだが、CBは怖すぎる。
しかも周りは一変して例の牧草地帯に突入。
昨日はここら辺は豪雨だったけど、今日は快晴なのが本当に救いだった。

牧草地帯から吹き付ける風と大型トラックの風圧に耐えながら、今日もタンクをしっかり挟み自己暗示をかけながらプラス思考で走り続けた。
俺は80~90km/h、他は100km/h、どんどん勝手に抜かしてくれ。
それにしても昨日はよく無事に走れたもんだ・・・今でも信じられない。

そしてGeelongから走る事1時間強、Melbourneの市街地へ突入したが今度は渋滞してきた。
フリーウェイをどこで降りればいいか分からない。 昨日とはだいぶ様子が違う。
目立つユーレカタワーを目標にして降りてみたのはいいものの、昨日乗った所ではないのは明らか。
この時時間はPM4時半、バイク屋閉店まであと30分しかない!!
せめて自分が今どこにいるかが分かれば・・・。

そういえばユーレカタワーには電車で来たのだ。 バイクで来ても分かるはずが無い。
今居るのはMelbourneの市街地なのは確か。 ここで俺は思いついた。
駅の方面や地名を看板で探しても無駄だ。
ここは通りの名前で自分の居る位置を把握した方がいい。
碁盤の目のように張り巡っている通りには全て名前が付いているので、自分の持ってるGooglemapで確認する事が出来た。

PM16時50分、本当にギリギリの時間だった。
「ハーイ! チャーン!! バァブゥ!!」
バイク屋に駆け込み、バイクを無事に返しに来ましたよーと報告。
昨日の店員は居なかったが、返却の手続きを済まそうとすると、返すのは明日の朝10時だよと言って来る。
なにいいいぃぃ!! それならこんなに焦らないでもよかったのに!!!
まぁでももうバイクはThe Endだと告げると「ペラペラペ~ラ」と言ってくる。
なんか明日また朝来いという。
いや、バイクは返せたのだが、オーナーが居ないからまた明日来てという。
ガソリンを満タンにして返してないからか? それならこの場で金払うが。
いや、どうも違う。 おそらくだが、今返すなら明日の10時までの差額を返す・・・みたいな事言ってる。
朝電話するから携帯の番号を教えてくれと言われ、俺は090-8010・・・と番号を教えたのだが、、、同じ市内に居ても国際にしなければ繋がらないだろうな・・・。
今思えばメアドの方を教えとけばよかった。

疲れた。
サザンクロス駅に戻り荷物を取り出し、売店で夕食を買う。
もう飯を食いに歩き回る体力も気力も無い。
リカーショップで酒を買ってホテルへチェックイン。 また今夜も必死の交渉。

夕食 夕食

昼間は油しか食ってないので、夜はフルーツを買ってみた。 美味い。
本当に疲れた。 で、また日記に2時間もかかった。

あ、明日はもう帰国の日だ!!

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