無事に大きな荷物もコインロッカーに預ける事が出来たし・・・さてどうするか。 ここから先は全く何も考えて無いぞ。
時間はAM9:00前、腹も減っていない。 土曜の朝という事で人もまばらだ。
よし、時間はたっぷりあるからMacleodへ行って見よう。
物価の高いオーストラリアでも公共の乗り物の値段は安い。
まずは券売機で切符の購入だ。
初めに日数を選択。 2時間券・1日券・2時間10枚券・1日5枚券・1週間券・1ヶ月券等。
次にゾーンを選択。 ゾーン1・ゾーン2・ゾーン3・ゾーン1+2・ゾーン2+3等。
そして健常者か障害者かを選択し、最後に金を投入すればチケットが出てくる。
俺はゾーン1+2の1日券を購入。 ふふ、すごい。
案内板を確認しHurstbridge LineのHurstbridge行きを9番ホームにて待つ。
しかしさすが外国、電車の発着時間に余裕の誤差がある。(5分~10分)
日本で生まれ育った俺は当然焦り初め、まさかこのホームはHurstbridge Lineではないのでは!?などと不安が出てきた。
しかしご丁寧に規定到着時刻と予定到着時刻がホームに映し出されていた。
こう考えるとやはり「日本の電車は世界一」と言われるのも頷ける。
どんなに田舎でも時間に正確、都市圏の朝のラッシュは1~2分間隔の運行。 最近は車内LEDだけでなく液晶モニタやUVカットの窓ガラスまで登場してるから驚き。
無事に電車に乗り込み30分ほどでMacleodへ到着。 土曜の朝の下り電車という事で車内も空いていた。
乗り心地は特に悪くないが、電車のスピードは遅い。
このMacleodは観光地でもなく面白いスポットがあるわけでもなく、なんでもない郊外の住宅街。
ただその住宅街を見たいが為に来た。 これぞ外国!って感じの住宅街を見て、海外へ来たという事を実感したかったの。
さぁレッツゴー!と思ったら小便がしたくなった。 しかしこの駅には便所が無いっぽい。 もちろん住宅街の中に公衆トイレなども無いだろう。
小便を我慢しながら住宅地の中を歩き出した。
さすがにこの辺りは緑も多く、見た事も無い鳥がたくさん居る。 そして鳴いている。
で、これぞ外国!!って感じの家々や区画。 ご覧あれ。
本当に何も無い。 面白いものなど何も無いけど、こういうのが見たかったのですよ。
整然と区画された道路に綺麗な家が立ち並んでいる。 こういうのって日本では絶対に見れない光景だよね。
これを見れただけでMacleodへ来た価値はある。
写真を撮りながらひたすら住宅街を歩く。
向かい側から犬の散歩をしている爺さんがやってきて話しかけてきた。
二言三言言葉を交わして勝手に爺さんと犬を激写。
爺さんもこんな所で自分が晒されてるとは思わないだろう。 ダンディーで素敵な爺さんだった。
1時間くらい歩き回って、とうとう尿意の限界に来た。
しかし漏らすわけにはいかないので、線路沿いの草葉の陰でオーストラリア初立ちションをした。 何でも初めてを経験するのは良い事だ。
尿意スッキリ笑顔全開になった所で、駅の反対側へも行ってみた。
まずは公園があり親子が遊具で遊んでいる。 微笑ましい光景だなー。 俺も子供欲しいよ、オージー!!
そして何と!!公衆トイレがあるではないか・・・orz
遠巻きに親子達の写真や公園を見て周る。
そして数十メートルの商店街。 本当に小さい商店街。
フィッシュ&チップスの店や喫茶店、スーパーや洋品店などが立ち並んでいる。
天気が5分毎にコロコロ変わる。 陽が覗いたかと思えばすぐ曇り、そして小雨が降る。
何か食おうかと思ったが、まだ特に腹は減ってなかったので冬のMacleodを後にした。
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