このデパートで飯でも食ってくか?
店内をフラフラ歩き回ってみるが、とても1人で食うような店ではない。(日本食レストランとか結構あった。)
ま、今日も士林で食うか。
1階のインフォメーションセンターにて地味目な若い女子が1人座っていた。
俺:「ハ~イ! Can you speak japanese?」
女子:「ソ、Sorry...^^;」
俺:「あ、あ、Take a picture please. OK? That's place.」
女子:「Oh~OK OK!」
地味目な女子はわざわざ受付ブースから出てきて写真を撮ってくれた。
こんな所に一人で来て変な日本人と思われているに違いない。 それが狙いなんだけど。
帰りは最初からタクシーを使う。
停車しているタクシーに乗り込み、地下鉄の路線図を見せて「石牌站」の所を指す。
運転手はしばらく路線図を見て悩んでいた。(石牌の発音が俺には分からず。)
運転手:「MRT?」
俺:「Yes! よろしく!」
タクシーは走り出した。
行きのタクシーより安心できた。
それはこの運転手の運転方法にもよるのだろうが、運転手は気さくな人で、英語でのコミュニケーションが成り立ったからだ。
運転手:「Japanese?」
俺:「Hi. yes.」
運転手:「New year 2008.Taiwan is unready here.」
俺:「あ、Chinese new year is next month.」
運転手:「That's right!」
俺:「Balloon festival is so beautiful!」
運転手:「yes! yes!」
そしてもう1つ気付いた事は、車内には日本語の歌がずっと流れていた。
「You're everthing~ You're everthing~♪あ~な~たが~♪」
『こ・・・これは・・・。』
俺:「This song is japanese famous song!」
運転手:「Oh~Misia!」
俺:「Oh~! you know Misia!」
運転手:「Hahaha」
そしてカーラジオからは次々と日本語の歌が流れてくる。
サザン、宇多田、スピッツ、チャゲアス・・・これはラジオか?それとも自作のテープではないだろうか。
台湾は親日が多いけど、このおっさんはよっぽど日本好きなんだな。。。
この運転手に関しては、さらに素晴らしいと思ったことがもう1つある、
今まで乗ったタクシーでは、運転中に携帯で話すなんてデフォであった。
片手運転で猛スピードを出し次々に抜き去る光景は、客としてはこれ以上無い恐怖を感じていた。
しかしこの運転手に限っては、1回携帯で話していたが、イヤホンとインカムを付けて話していた。
「素晴らしい!!」
他の運転手も見習えっつーの。
20分後、石牌站へ到着。
楽しかったので日本の飴を2個あげた。
運転手:「どうもどうも!」
そのままMRTで士林站で下りて、今日も士林夜市へ向かった。
いつもの店でタピオカジュースを買って市場をうろつく。
昨日は思いっきりボられたからな。 今日はあんな失敗は避けなければ。
用心しながらフラフラうろついていると、「焼き飯、焼ソバ」とおばさんが声掛けてきた。
なるほど。 こういう商売人には台湾人と日本人の違いは分かるんだな。
まぁ米と麺なら特別高い事は無いだろうと思い、席に座る。
メニューも現地語だが、漢字が読めるので8割分かる。日本人でよかったと思う瞬間である。
値段もごく普通。 あとはうまいか不味いかだ。 こればっかりは実際に食ってみないと分からない。
焼ソバと海老チャーハンとビールを注文。
3つ注文して230元くらい。
お味は・・・うまーい! うまいうまい!! うますぎる!!!
焼ソバもチャーハンもどっちも美味い。 台湾で食った中で一番美味いもんだった。
最後の最後で「当たりの店」に巡りあえて本当に良かった。
そして今日も帰りにいつもの物乞いに、10元と日本の飴をあげた。 昨日とは違う味の飴。
そしてホテルに着いてビールを飲みつつ日記を書く。
俺の4泊5日の旅もいよいよ終わりだ。
長かったような早かったような。 でもとても充実した時間だった。
最後の問題は・・・無事に台湾を出れるかが問題だ。
成田と違って日本語は通じないぞ・・・zzz |