9時半起床。
昨晩からずっと風呂場の衣類乾燥で洗濯物を乾かしていたが、起きて見てみると完全には乾いていない。
7時間以上は経っているのだが。 田端の頃はすぐ乾いたのになぁ。
特にズボンが全然乾いてないので、ストーブの10cm前で焼くように乾かした。
半ば無理やり乾かし、乾ききれない部分は知らんぷりしてバッグに詰め込んだ。
他の荷物も急いで詰め込む。 ドライヤー、携帯充電器、ムース、髭剃り、その他。(ドライヤーや髭剃りはホテルにもあるだろうけど、使い慣れた方のがいい!)
準備完了。
駅に向かう前にヨーカドーで日本の飴を2袋買った。(紅茶茶館と珈琲茶館)
こうして旅行素人の孤独で無茶な旅が始まった。
12時20分、京成上野駅へ到着。 予約してあったスカイライナーの切符を購入。
(※タップして写真が変わります。)
1両目の喫煙者。 車内はガラガラ。
葛飾区とか、そこら辺は住宅街でカーブ多いしポイントも多いのでゆっくり走る。
1時間ほどして成田空港第2ターミナルへ到着。
まだ大丈夫。 まだここは日本だ。 引き返せば温かい布団とゲームやパソコンが待ってる。
エスカレーターを上って少し歩くと、第1チェックポイントらしき箇所が見えてきた。
パスポートを見せて通過。 ふふ、素人には見えまい。
そして・・・
少し歩いて、
いきなり分からない。
俺はどこに行けばいいのか、何をすればいいのか。 これだから空港は嫌だ。
周りにはテレビとかでよく見る航空会社のカウンターやロビーもない。
京成の駅を1つ上がって改札を出ただけだから当たり前だ。
10分くらいボーっとしたりキョロキョロしたり。
念の為トイレにも行っといた。
小さなカウンターに居た姉ちゃんに、「俺はどこに行けばいいか分かりません」と告げ、航空チケット引換券を見せて行くべきところを教えてもらう。
無事到着。(エスカレーターを4階分上がるだけだった。)
JTBカウンターにてチケットを引き換える。(JTBのカウンターを1度間違えた。)フラフラキョロキョロしながら荷物チェックの場所へ並ぶ。
ちなみに俺はトランクなど持ってないので、ご覧の通りの荷物です。
両方とも手荷物で済まそうと思っていたので、順番が来たら「ぽっくんトランク持ってないよ。」と言おうと思っていたが、「では飛行機に乗れません」とか言われたらどうしようかとドキドキしていた。
そしたら前に並んでいたおっさんも手荷物だけだったので、彼の行動を伺う事にした。 頼むぜおっさん。
彼は自分の順番が来たらそのままスルーして通過していた為、俺もそれを見習った。
彼も俺も1人だったので別カウンターに案内され、そのまま搭乗券を引き換えた。
もちろん「俺は次はどこへ行けばいい?」と聞くのも忘れない。
その後は手荷物のX線と金属検査。
当然のことだが「ピーッ」と鳴った。
親父も毎回鳴るらしいので遺伝だと思う。 原因はベルト。
そしてイミグレを通過。 ここまで何回パスポートを見せたか分からない。 煩わしい。
早速免税店にてタバコ(KENT milds)を2カートン購入。 3800円、やっすーーー!!
なんと腕時計が付いてるじゃないか! ラッキ~!!
時計は携帯しか持ってないから嬉しい。
しかも海外での通話は不可(DoCoMo F902is。WORLD WINGレンタルの手続きもしてないし。)
階段を下りて「埼玉新都市交通ニューシャトル」みたいな車両に乗って移動。
大学生くらいの姉ちゃんが5、6人乗って来た。 可愛いなあ。
そこから約1時間、時計を現地時間に合わせたり、音楽を聴いたりしてボーっと時間をつぶす。
16時過ぎ、自分の座席番号を確認し、やっと最後のチェックポイントを通過し、飛行機に乗り込んだ。
何かと評判の良くないチャイナエアライン。 どうせならエバー航空の方がよかったが、1番安いチケットだからしょうがない。
JTBの姉ちゃんが気を利かせてくれて席は窓側だった。
16時半発車。
スチュワーデスのお姉ちゃん達は、1人のおばさんを除いてみんな綺麗だ。 さすがは台湾人。
機体が雲の上に出た時は、思わずDQ4のオープニングを思い出した。
機内食は海鮮中華丼。 これは中々美味かった。
こうしてもう引き返すことが出来ない無茶な旅が始まった。
3時間後には到着するのか・・・。
そしてそこはもう日本ではない。 当然ながら日本語も通じないし円も使えない。
唯一の救いは、日本と同じ繁体字圏だということ。
到着してからが問題だ。
夕日は半分以上沈んでいた。
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