海岸を歩きまわったらかなり汗ばんできた。
そして腹も減ってるので移動する事にした。
海沿いから離れて街の方を適当に歩いてみる事にする。
坂を上って古い建物の横を通り過ぎる。
交差点に馬に乗った警官だか兵隊だかがいる。
なんのイベントでもないのに、日常的に二こういう光景を見ると外国へ来たという感じがする。
ちなみに夜にここを通ったら、この建物の前に兄ちゃんが立っていて、「You want hashish?」と声をかけられた。
吸う方ならやってみたいが、打つ方だと遠慮したい。
結局その場では答えが出なかったので断ったが、後でよく考えたら打つハシシなんて無い。
ちなみにイスラエルでは医療目的での使用は合法。
でもこんな街角の医師免許も持ってなさそうな兄ちゃんのはきっと非合法。
さらに坂を上って少し大きな通りを右折してみる。
車も多く店もいっぱいある。
よーし、適当な店に入っちゃうぞ。
ところで毎回不安になるのが、ファーストフードでもないし三ツ星以上のレストランでもない店って、会計のタイミングとかがよく分からない。
あと、外の街角に席があるカフェタイプの店とか。
勝手に席についていいのか、注文をとりに店員が来てくれるのか、会計は先払いか後払いか、食事を持ってきた時に支払いか。
まぁ別に純朴な日本人旅行者な俺なので、店員も分かってくれるに違いない。
とりあえずあまり深く考えずに店に入った。
「やぁこんにちは、おま君が来たよ。 勝手に座っていいの?」と言いながら店内を見回す。
席は店内にもあったけど、右を見ると外でも食えるようになっていた。
天気がいいので外の席に座ってメニューを見る。
ビールを飲みながら日記を書く。
名前は忘れたが、ケバブのセットみたいなのを注文。
ケバブだから多分その場でじっくり焼いてるんだと思う。 出てくるのが遅いからビールが2本目に突入してしまった。
そのセットに含まれてるサラダは、サラダバーから好きに取っていいらしい。
20分以上待って食事が運ばれてきた。
うわーすげー。
普通はご飯が盛られるであろう位置には、ポテトがたくさん入っていた。
うまい。 美味い。 2種類のドレッシングらしきものは、白い方のサワークリームの方が美味かった。
ケバブも美味い。 まぁ焼き鳥だ。
ポテトは多い。 多すぎる。
食い終わってビールを飲みつつ日記を書いていたら、おばさんウエイトレスが何か言ってきた。
適当に答えてたらコーヒーとケーキが出てきてしまった。
明らかにセットには含まれてないものだったけど、これはサービスなのだろうか。 それとも実はセットに含まれてるのだろうか。
その後もおばさんは「どこから来たの?」 「あら、日本! 私日本に行ってみたいのよ!」とか隣で言ってるんだが、早くどっか行ってくんねーかな。
そして会計にはやはりコーヒーとケーキはセットに含まれておらず別料金だった。
ケーキはまぁいいとして、コーヒーなんて飲むくらいならビールをもう1本飲みたかったよ。
それにしても1回の飯代だけで3000円を超えてしまった。
そしてレシートを見るとService is not includedの文字が。
ああ、おばさんはこれが目当てだったのか。
しかもあれだ。 釣りの端数の小銭をなぜか1NISで支払おうと延々と枚数を数えている。 20枚くらい。
10NIS硬貨でも20NIS札ででも渡せばいいんだが、これは明らかにチップを意識していると思うと笑ってしまう。
そんな事しなくても分かってるっつーのに。
店を出てしばらく歩くと、猛烈な尿意に襲われた。
ちきしょー店では行きたくなかったのに。
急ぎながらもなるべく振動を起こさないように歩きながらホテルへ戻った。
もう丸2日以上まともに横になって寝てないし、頭痛もしてきたので少し寝たい。
現在13:30なので、18:00くらいまで寝て夕方また飲みに出掛ける事にした。
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