Travel

 10.07.19 鴨川

地獄へのツーリング

去年の誕生日は皆に祝ってもらえた。 が、どうやら今年は1人ぼっちっぽいですぅ。
はぁぁ、はぁ~、クンニ!! では自分で自分の誕生日プレゼントをば。
あたし、頑張ったしー、頑張った自分へのご褒美♪ スイーツ☆
よーし、こうなったら海の幸食べちゃうぞ! マンコパックリアワビさんミ☆

えーもしもし、oma王ですけど、今度泊まりたいんですけど。 え、ダメ? なんで? 1人だからだって!?
カップルで来てバスボンされるよりいいだろうがっ! ガッデム!! 死ね! おいぼれ!!!

なんとかかんとか1人でも泊めてくれる宿を探し出した。(と言っても、2件目に尋ねた宿で決まったが。)
So、あとは得意のGooglemapで道程を調べればいいだけだ。
もちろんマグナ君が出動予定で、雨が降ったらまぁ電車だが、別に電車でもいいんだよな。
夏だからマグナだと暑いし。
それに今まで最高に遠出した所でも、筑波山の麓の婆ちゃんちくらいだし。

そして当日。 超快晴。 チッ、マグナ出すのか。
まぁでもその為にSO魔にバッテリ交換してもらったし、赤バロンでオイル交換もしたしね。
よし! OKPK!! 出発だ!!

ブーンブーン、旧道から4号に入り環七を左折。 俺かっけーーーー!
それにしても暑い。 短パンにして正解じゃったぜ。
腕の方は服を肩まで捲って日向君状態だ。
そして葛飾区辺りから蔵前通りに入り、中川と江戸川を渡る。
そして俺はいつものように律儀に車と一緒に並ぶ。 横抜けはしないのだ。

そしてでっかい国道をブーンと走って、セブンイレブンがあったので休憩。

ポカリで水分補給をしつつ、サンドイッチを食う。
グラサンとかしちゃって、なんかもう果てしなくかっこいい俺☆
なのになんで女子達は俺の事放っとくのかしら。 誰かに取られちゃってもいいの? てか、誰か取ってくれ。

そしてまたブーンと走り出すが、Googlemapでメモった目印のデニーズが見つからない。
デニーズを左折しないといけないんだ。 いったいいつになったらデニーズは見えてくるのかなぁ・・・と、ビビリながら走る事左折予定地点より20km。
デニーズは無い。 見落としじゃないだろうから無くなったんだ、うん。
まぁ適当に「それ」っぽい所で左折してみよう。 うん、そうしよう! 脳内会議で即決した。

ブーンブーン、走った。
あぁ、これは有料道路のルートだな。 俺は一切有料道路を通らないルートを検索していたが、このルートが最短だと知っていたので多少頭には入っていた。
ブーンブーン、走ってそして宿の近辺に着いた。

この細い小道を入って・・・一旦宿を見落としたら海まで来た。
そして頑張ったマグナ君を撮影。

マグナ君、かっこいいよ^.^
なんだか上の写真は前輪が不自然に見えるけど合成じゃないですょ^.^
そして宿にチェックイン、すごい! 1人で着いちゃったよ!! しかも明るいうちに!!
近所の婆さんが話しかけてきたり。 田舎は知らない人にでも気軽に話しかけちゃうんだなぁ。

民宿ですよ。 初民宿! そして温泉も沸いてるという温泉民宿ですよ!!
婆さんが迎えてくれた。 おい婆さん! 追加料金払うから今夜は豪勢に頼むぜ!!

ちょっとQKした後、近辺をムラムラブラブラ散歩しに行った。
エアコンを18度設定にして。

いいねー。 田舎の漁村って感じがして最高。

近くにあった鳥居。

裏側から見た海の見える風景。

磯。 フナムシとかカニとか貝とかがいっぱいいた。

まん丸に開いた窪みに貝が張り付いてる。

階段を下りたら海。

田舎の港町。 でもここ超臭かった。

素晴らしい! 田舎の港町の代表のような写真。

田舎の港町その3。

落ちて死ねばいいと思う。

寂れた港町。 ここの店の人は、売り上げだけで生活していけるのだろうか。

寂れた港町の喫茶店。

高台から海を臨む。

高台にある神社。

高台にある神社その2。

砂浜。 とても綺麗。

フジツボびっしりで気持ち悪い。

俺。 お嫁さん募集中。

ダタンダタン・・・音がするなぁと思ったら電車が走ってた。
もたもたしてたら行ってしまったので、次の電車を取る事に。
待つ事30分、夕暮れバックの田舎電車が撮れた。

さぁ戻って風呂だ。 温泉だ。
ところがだ! 湯に浸かろうとすると激痛が走った。
短パンに腕まくりをして1日中マグナ君で走ってた俺に影は無かった。
もろに被爆していた。
でもせっかく来たんだから浸からなければ・・・あたし、温泉に入るのょ・・・。

くるぶしから上の部分でまず激痛、そして膝はさらに激痛。
先に腕を入れよう。 腕も激痛。 限界ギリギリ我慢。
そして再度膝を試みる。 どうしても無理。
冷水を浴びて自己蘇生させる。 温泉は諦めた。 多分お前らだったら激痛に耐えかねて気絶してる。

さぁ夕食ですぜ。 メインは海の幸の幸子ちゃん、マンコパックリアワビさんミ☆
それとサザエの刺身、フグタサザエの女体盛りだ。

まぁこんな感じ、大人だなぁ。

マンコパックリアワビさんミ☆ まさにマンコ!!
しかし激痛でじっくり味わうどころじゃない。
確かに美味しかったのだが、瞬時にその味は忘れた。

これがサザエのサザエによる女体盛り。
歯ごたえが素晴らしかったのは覚えてるが・・・。

タニシみたいなやつ。
全部美味かったよ。 美味かった気がする。 思い出せない。

瀕死の状態で眠りにつく。
あまりの激痛でなかなか眠りにつけないので、ビールを飲みながら携帯に入っているプラトーンを見る。

そして翌朝、食事の支度ができたと言う婆さんの声で目が覚めた。
が、立てない。 マジ激痛。 婆さんに心配されながら5分かけて階段を下りる。
てか、これ帰れない。 服もまた半袖短パンだし。
これは帰りにどっかで服買ってくべきか・・・いや、今更何しても手遅れだろう。
いや、その前にこの状態じゃマグナ君乗れないですから。

そして朝食後に再度温泉に挑戦。 アホだ。
やっぱり無理でした。
そしてついでに風呂場でコンタクトをはめる。 が、1個落ちた。
しかもそれが水滴に似ていて見つからない。
フルチンで30分探したけど見つからなかったので諦めた。 厄日だぜ。

なんとかマグナ君にまたがり、民宿こはら荘を後にする。
今日もいい天気だ・・・どうしていい天気なんだ。
雨でも降ってくれれば多少被爆の痛みが和らぐのに。
走ってるうちはまだいいが、信号待ちで止まると激痛。
そこで俺はコンビニを見つけるたびに立ち寄りミネラルヲーターを購入し、信号待ちの度に腕と足にぶっ掛けた。
周りの車は「何あれキモイ」だ。

もう帰りは律儀に車の後ろで信号待ちなんかしてらんないっすよ。
横抜け横抜けマンコの毛って感じで、常に先頭。 俺もやればできるじゃぁないか。
それでも信号は守らないといけないので、その時は泣いていた。

ブーンブーン、何とか帰宅。
障害者になった俺は、もはや一般人の生活は無理。
そっこー大きい病院に電話。 あわよくば入院したい。
近所の皮膚科に行けと言われた。 しかも紹介してもらった皮膚科は1つ隣の駅。
こうして徒歩3分の道程を20分かけて駅まで行き、電車に乗った。

着いた病院は混んでいて、待ち時間40分、診察1分。
そして医者は「こりゃあ自然に治るまで待つしかないねぇ」とか言う始末。
そんな医者なら俺でもなれるわ。
翌日は近所の別の皮膚科に行き、そこでは女医さんが親切丁寧に診察してくれた。
最初に行った皮膚科は悪評でも流してやろうかと思う。

こうして重度の火傷を負った俺は、旅費と通院費が同じくらいの額になるのであった。

おしまい。

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